CAに聞く!→飛行機子連れ旅行術

飛行機の不安、“途中下車できない”こと

 今年も夏休みが近づいてきました! 「飛行機で家族旅行をしたいけれど、子どもが小さいから不安で……」と迷っている人も多いのではないでしょうか?

筆者(棚澤明子)は鉄道旅行ばかりの“ママ鉄”で、子連れで飛行機に乗ったことが一度もありません。それはやっぱり「子どもが途中でぐずっても“途中下車”ができない」という不安感ゆえ。

実際のところ、子連れ家族に対する航空会社の対応はどうなっているのでしょう? JAL(日本航空)に勤務する“子育て経験のあるCAさん”たちにお話を聞きました

【棚澤】子どもがぐずって周囲の方に迷惑をかけてしまったら……というのが何よりの不安です。対策はありますか?

【CA】まず、まわりの方に「子どもが泣いたりしてご迷惑をおかけしたら申し訳ありません」と前もって一声かけておくと、温かく見守ってもらえるケースが多いようですベルトサインが消えていたり、機内食の準備中でなければ、ギャレー(キッチン)でCAにお声掛けいただいても大丈夫です

【棚澤】え! CAさんが遊んでくれるんですか?

【CA】CAには子ども好きが多いんですよ子育て中や子育て経験のあるママCAもおりますので、遠慮なくお声をかけてくださいね。長時間にわたってのお預かりはできませんが、たとえば保護者の方がお手洗いへ行かれているあいだに、お子さまを見ていることなどはできます

あえて優先搭乗しないのもアリ?

【棚澤】それは助かりますね! 子どもが飽きてしまったときのサービスは何かありますか?

【CA】お子さまにはおもちゃをプレゼントしています。また、ママCAが自分の子どもに読み聞かせていたお気に入りの絵本などを用意していることもありますよ。

【棚澤】ぐずることへの不安がなくなると、飛行機利用のハードルがぐんと下がりますね! また子連れだと、混雑する前に優先的に搭乗できると聞きました。やはり優先搭乗するほうが良いのでしょうか?

【CA】はい、ご希望のお客様には優先搭乗をご案内しております。ただ、早く乗ってしまうと早く飽きてしまう、ということもありますよね。お子さまの年齢によっては、あえて時間ギリギリまで搭乗口付近で遊んで、疲れたところでご搭乗いただくほうが良いこともあります。GW、夏休み、年末年始などは、搭乗口エリアに「JALキッズランド」を開設している空港もありますので、よろしければそちらで存分に遊ばれてからご搭乗ください。

【棚澤】離着陸時のことも不安のひとつです。抱っこ紐は使っても良いのでしょうか?

【CA】はい、抱っこ紐もお使いいただけます。

【棚澤】離着陸時は耳が痛くなることがありますが、子どもが耳抜きをできないときは、どうしたらよいのでしょう?

【CA】母乳やミルクなど、何か飲ませ続けると安心です。それでも耳抜きが出来ない場合は、アメをなめさせてあげてください。アメは機内にもご用意がありますので、お持ちでなければお声がけください。

「ファミリージェット」の運航も

【棚澤】赤ちゃんを連れていると必要なものがたくさんありますが、赤ちゃんへの機内サービスもあるのでしょうか?

【CA】哺乳瓶とミルクをお預けいただければ、調乳してお渡しすることができます。羽田・成田・中部・関空発のホノルル便では、一部の座席をカーテンで仕切って授乳スペースを設けておりますので、気兼ねなく授乳もしていただけますよ。ほかにも、数に限りはありますが、ベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)やチャイルドシート、赤ちゃん用ブランケット、紙オムツ、アレルギー対応の機内食など、さまざまなご用意がありますので、ぜひ事前にお問い合わせください

【棚澤】それだけあれば安心ですね! 赤ちゃん連れのときに気をつけるべきことは何かありますか?

【CA】通路側の席で赤ちゃんを抱っこするときは、赤ちゃんの頭の向きにご注意ください。頭が通路から出ていると、ほかのお客さまとぶつかってしまい危険なことがあります

飛行機での家族旅行、ハードルがだいぶ低くなったのではないでしょうか。ただやはり、子どもを連れての長時間フライトは心配な人もいるかもしれません。例えばハワイは家族旅行の目的地として人気ですが、片道8時間かかり、その長時間フライトに躊躇する家族も多いとか。JALではそうしたパパ・ママの声を受け、小さな子ども(12歳未満)連れ家族限定のチャーター便「ファミリージェット」を運航。安心してハワイ旅行を楽しめるツアーを8月に実施するなど、一家全員で飛行機の旅をより楽しんでもらうための取り組みを行っているそうです

短い夏休み、みなさま家族で楽しい思い出をつくれますように!

参考 乗り物ニュース 2015.06.20

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