8割以上が病院で→最後の居場所

あなたは、どこで最期のときを過ごしたいですか?

自分の家で、安らかな終わりを迎えたい

「最後まで病や老いと戦いたいから、病院がいい」

家族に迷惑をかけたくないから、老人ホームがいい

など、様々な考えがあると思います。

今回は、厚生労働省が出した、「人口動態統計年報主要計算表 死亡」から、“最期の居場所”についてみていきましょう

全体の8割以上が病院や診療所で死を迎える

2010年の統計によれば、亡くなった人のうち、80%以上が、病院もしくは診療所で最期のときを過ごしていました。自宅で終わりを迎えた、という人は、全体の13%程度にすぎません

およそ60年前の1951年には、全体の約83%の人が自宅で亡くなっており、病院で最期のときを過ごす人はわずか9%ほどでした。現在の割合とほぼ逆になっており、ここ60年で、“最期の居場所”は大きく様変わりをしているといえます

また、老人ホームで亡くなる人の割合は、ここ15年で1.5%から3.5%と2倍以上に増えています。背景には老人ホームの数が年々増加していることがあり、今後もこの数字は増えていくのかもしれません。

地域別にみると、東京都23区や大阪市などの都市部は、自宅で亡くなる方の割合が比較的多い傾向にあるようです。また、九州は自宅で亡くなる方の割合が低い(沖縄以外は10%を切る割合)など、地域差もありそうです

■理想と現実の違い

「やっぱり、病院ではなく自宅で死にたい」と考える人も多いと思いますが、実際には、必ずしも本人の希望通りになるわけではありません。

家族と本人の意向が大きく違い、本人は「もう家でゆっくり過ごしたい」と思っているのに、家族は「病院でできるだけ治療を受けて、少しでも長生きさせたい」と考えている、というケースはよくあります。また、それ以外にも、けがなどによる緊急入院からの死亡、ということもあり得ます。

望み通りの場所で、望み通りの死を迎えることができる」確率というのは、意外なほど低いのかもしれません

参考 nikkan Cear .ism 2015.06.06

 

【関連する記事】