5月は全国30度越えも→夏本番は冷夏

5月というのに暑い。26日は、全国928地点のうち福島以南の100地点で30度以上の真夏日を記録。27日も気温がグングン上昇し、東京の5月としては1876年以降、最多となる19日目の夏日(最高気温25度以上)になるのは確実で、2日連続の真夏日になりそうだ

例年は高気圧と低気圧が交互に通って、日本列島に雨をもたらすのですが、今年は高気圧が勢力を保っているため、晴天が続き、雨が少ない。そのため、暑さが続いているのです」(ウェザーマップの気象予報士・長谷部愛さん)

5月の夏日が2番目に多かった98年は、7月に群馬県上里見町で当時の最高の40.3度を記録したほか、東京・大手町でも36度超になるなど、関東から西はとにかく暑かった。5月の暑さは、夏本番の猛暑を呼ぶのか。

暑さは6月までで、7月から一転、冷夏になりそうです」と言うのは、海洋研究開発機構アプリケーションラボ所長の山形俊男氏だ。海面水温の変化と大気循環から気象を読み解く世界的第一人者で、猛暑や厳冬をズバズバ的中させている。今や“通常気象”になりつつある猛暑を免れるとはいえ、喜んでばかりはいられない。「この夏は長梅雨と集中豪雨に襲われる可能性が高い」というのだ。山形氏が続ける。

熱帯太平洋からペルー沖にかけての海面水温が上昇する『エルニーニョ現象』が急速に発達していて、さらに勢力を強める気配があるのです。その影響で、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が十分発達できず、日本への張り出しが弱まり、梅雨前線が日本列島に長く停滞するとみられます。そこに、海面水温の上昇による南からの湿った空気がぶつかると、集中豪雨になる。特に、関東から西の太平洋側は要注意です

98年もエルニーニョ状態だったが、そのときは収束に向かった。それで、“エルニーニョの年は冷夏になる”という通説が覆されたが、勢力を強めている今年は通説通りになる可能性が高いという。夏の売れ筋商品も変わってくる。

参考 日刊ゲンダイ 2015.05.28

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