4月から電力小売り完全自由化

4月に電力小売りが全面自由化され、家庭は電気を買う電力会社を選べるようになるガスや携帯電話をセットで契約すれば割安になるなど多様な料金プランが登場し、ライフスタイルに応じて選べば家計の負担を減らせそうだ。ただ、どれが最もお得になるか選ぶのは難しい。選び方によっては割高になるので、電気の使用量やよく使う時間帯、割引の条件などの見極めが必要になる

電気もはじめます。東京ガス」。4日に予約の受け付けを開始した東京ガスの販売店は、電力販売を告知するポスターを店頭に張って顧客を呼び込んでいる東京ガスはテレビ広告にも力を入れ、専用のコールセンターには21日までに約8600件の問い合わせが寄せられた。1万件突破が視野に入るほどの人気ぶりという

◆割高なケースも

家庭の1カ月の電気代は基本料金と電力量料金からなる。基本料金は一度に使える電気機器の大きさを示す契約容量によって変わり、電力量料金は1カ月間の使用量に比例する。まずは月々の検針票で契約容量と使用量を把握することが不可欠だ。

東電の現在の料金をみると、一般的な家庭の契約容量は10~60アンペア。容量が増えれば基本料金は高くなる。契約容量が40アンペア、月の使用量が400キロワット時とすると、現在の電気代は月約1万1千円になる。

各社の新プランも契約容量によって基本料金が異なる。1キロワット時当たりの単価に使用量を掛けると、電気料金が計算できる。一戸建ての4人家族など契約容量や使用量が大きい家庭は、東電の従来料金より優遇したプランが目立つ。一方、使用量が少ない家庭だと、逆に単価が上がり現在よりも電気代が高くなるケースもある

新電力はガスと電気、携帯電話と電気といったセット割引に力を入れているセット割引は電気と他のサービスを組み合わせることで、それぞれのサービスから少しずつ値引きができ、さらに得になる仕組みだ

東京ガスは都市ガスとセットで、平均的な一戸建て3人家族の場合、東電の従来料金より4千~5千円節約できる。光回線を加えた「トリプル割」だと年2万円浮くという

 ソフトバンクは携帯電話とセットで月の使用量が300キロワット時までは定額にし、それを超えると割安になるのが特徴だ。使用量が月392キロワット時の場合、東電管内では最大2年間、年間約8920円お得になる。ただ3年目からは割引額が2400円縮小し約6520円になる

◆悪質な勧誘警戒

新プランへの切り替えの手続きは申し込むだけで完了する。ただ2年契約などの期間中に解約すると違約金が生じることもある。セット割引を選び、料金を滞納すると電気のほか、セット契約の携帯電話などが止められてしまうことも頭に入れておきたい

新プランを選ばなくても、4月に電気が止まることはない。料金契約は現在と一緒だ。自由化に便乗した悪質な勧誘や詐欺に警戒する必要がありそうだ。

参考 産経新聞 2016.01.24

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