4人以上の子供を持つ家庭は約2.2%

少子化が社会問題として大きくクローズアップされています。少子化により、現在の人口を維持できなくなり、経済全般の活力低下、社会保障の担い手が減る事による年金問題、労働人口の減少、高齢者の比率が高まる高齢化等様々な問題を引き起こします。政府や自治体も、少子化問題を重要視し、結婚、出産、子育てを支援する「切れ目のない少子化支援」を進めていますが、中々成果はあがっていないというのが現状です

 

そんななか、少子化傾向を吹き飛ばすニュースが……。
漫才コンビ、キングコングの梶原雄太さん(35歳)の5歳年下の奥様が第4子を妊娠したという報道です。2007年6月に第1子である長男を授かり、2009年には第2子である長女、2012年には次男が誕生しており、今の時代にしては珍しい子だくさんということで話題になっています。

 

では、4人子どもをもうける事は、どれ位稀な事なのでしょう。ここでは、出産数や出産に関する意識についてのデータを通して、少子化の実態について考えてみたいと思います。

75年前は、平均出産数が4人を超えていた!!

女性ひとりの完結出生時数が4人を上回っていたのは1940年のことで4.27人でした。そこから70年以上経った2014年では、女性が生涯に産む子どもの数が1.42人にとどまっています。因みに、1977年では子どものいない夫婦が3.0%だったのに比べ、現代では6.4%と増えています。

 

4人以上子どもを出産しているのは2.2%

厚生労働省が2010年に行った第14回出生動向基本調査によると、結婚持続期間15~19年の夫婦のうち、4人以上子どもを出産しているのはわずか2.2%です子どものいない夫婦が6.4%いることから、4人以上子を持つ夫婦よりも、産まない夫婦のほうが3倍ほど多いことがわかります。

 

<結婚持続期間15~19年の夫婦の出生子ども数>
・0人:6.4%
・1人:15.9%
2人:56.2%
・3人:19.4%
4人以上:2.2%

 

4人以上欲しい人は3% 2人以上欲しい人は…?

さらに2014年6月にタマホーム株式会社が既婚者の男女2,961名を対象に行った「夫婦の出産意識調査」によると、理想とする子どもの人数は次の通りです。

 

・0人:6.5%
・1人:16.7%
2人:47.0%
・3人:26.8%
・4人以上:3.0%

 

合計すると、「子どもは2人以上ほしい」とする男女は76.7%にものぼります。できることなら、2人、3人子どもがほしいと考えている夫婦が多いようです。

子どもが複数人ほしい理由として挙げられたのは、「兄弟姉妹で遊べるようになるから(89.2%)」、「家族は多いほうがにぎやかで楽しいから(75.7%)」、「兄弟姉妹で成長するから(70.6%)」。親が子どものために明るい家庭を望んでいることがわかります

 

子どもをほしい人は多いのに、少子化は進む現実

過去の調査結果をみると、梶原さんのように4人以上の子供を持つ人は、全体の2.2%と、大変稀なケースであること、また、女性が生涯のうち出産する数は、前述した通り、この70年余りで、4.27人から1.42人と67%も減少している事がわかります。

 

このように少子化は進んでいますが、出産を望んでいないというわけではありません多くの人が、2人以上の子どもをもち賑やかで明るい家庭を作りたいと望んでいるのです
「産みたいのに産めない」状況がある事をデータは示していますし、少子化問題の深刻さ、難しさなのでしょう。Mocosuku編集部では、少子化・晩婚化の問題を継続的に取り上げていますが、この「産みたいのに産めない」状況については、改めてレポート致します。

 

参考 Mocosuku W0man 2015.09.12

 

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