14年粗鋼生産→1億1067万トン

日本鉄鋼連盟が22日発表した2014年(1~12月)の国内粗鋼生産量は、前年比0・1%増の1億1067万トンとなった。増加幅は小さかったが、2年連続で前年実績を上回った1億トン超は5年連続。昨年は4月以降、消費増税をきっかけに景気の不透明感が広がったが、鋼材需要は国内外で堅調に推移。これを映して、実質フル生産といえる1億1千万トン超を2年連続で維持した

14年の粗鋼生産量は暦年ベースで、1970年以降で10番目に高い水準。70年以降、1億1千万トンを上回ったのは昨年を含め13回となった。
14年の粗鋼生産量のうち、転炉鋼は8499万トン(前年比0・8%減)、電炉鋼は2568万トン(同3・1%増)で、電炉鋼比率は前年よりも0・7%高い23・2%と、2年ぶりに上昇した。普通鋼特殊鋼の内訳は各8537万トン(同0・9%減)、2530万トン(同3・3%増)で、特殊鋼の生産が好調だった
鋼材生産量(熱間圧延鋼材)は、普通鋼、特殊鋼を合わせ9788万トンで同0・9%増。普通鋼の主要品種をみると、熱延コイル、厚板は増加したが、小形棒鋼、H形鋼は減少した
12月は4カ月連続前年割れ/899万9000トン
昨年12月の国内粗鋼生産量は、前年同月比3・7%減の899万9千トンとなり、4カ月連続で前年同月実績を下回った。生産水準は高かったが、消費増税前の駆け込み需要があった昨年12月実績には届かなかった。
一方、14年10~12月期は前年同期比2・1%減の2754万トン。7~9月期と比べ1・3%減少しており、生産ペースはやや鈍化した。1日当たりの粗鋼生産量でも12月は29万300トンと、11月に比べ約1万5千トン減少した。

参考 鉄鋼新聞 2015.01.23

 

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