100円「ざる」で鳥獣からスイカを守る

大事に育てたスイカやメロンを鳥獣被害から守ろうと、兵庫県太子町山田の園芸家石川國夫さん(80)が農作物保護具を発案した100円ショップで購入できる金属製のざる二つでできる簡単な仕組み。石川さんは「ぜひご家庭でお試しあれ」と推奨する

自宅菜園でスイカ栽培を15年ほど前から手掛ける石川さん。たびたび鳥獣被害に悩まされてきた

例えばシカ。葉を食べられ、実がなる前に苗が枯れてしまった。侵入防止のネットを畑の周りに設置するなど対策をとったが、3年前からはアライグマの被害が急増。「やられっぱなし。丹精して大きくしただけにショックだった」と苦い経験を振り返る

そこで個々の玉を守る方針に転換金網で箱を作る手法も考えたが、よく足を運ぶ100円ショップでざるに目に留まり、スイカにかぶせてガードする方法を編み出した

ざる二つを茎が入る分だけすき間を空けて針金などで固定。玉が大きくなっても、ざるの間に帯状にカットした金網かブリキ板を挟めば対応できるという

昨年、試作品で効果を確かめたところ、被害はゼロ。このアイデアは「スイカ玉護かご」として今年4月、特許庁に実用新案を申請し登録を受けた

ざるを使えば、鉢植えにしたスイカを宙づりで栽培することも可能。ステンレス製のざるなら何年も使用できるという。石川さんは「カラスなどの被害からも守れる。お困りの方はぜひ試してほしい」と話す。

参考 神戸新聞NEXT 2015.06.29

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