鯉のぼり、色に込められた意味

5月5日は子供の日である男の子の厄よけと成長を祝う行事だが、この時期になると家の近所で鯉のぼりが上げられるのを目にする人も多いのでは? 何気なく見ている鯉のぼりだが、その色の意味について考えたことはあるだろうか。

「おしトピ by 教えて!goo」で「鯉のぼり、真鯉のお父さんは黒、緋鯉のお母さんは赤。では子鯉は何色?」と意見を募ったところ、鯉のぼりの色について指摘する声が多く集まった。

子鯉は何色だと思う?

「上段の真鯉は黒、中段の赤鯉は赤で、下段は青じゃなかったか」(TAK26さん)、「二人息子なので、青と緑色でした。もちろん、親父は黒ですが」(サム蔵さん)という意見にもあるように、鯉のぼりの色をきちんと認識している人が多いようだ。

子鯉の色について、寄せられた意見を拾ってみると「(前略)…小さい鯉が子供だから『赤』『青や緑』『黄色』の信号色。…(以下略)」(木納明日香さん)、「(前略)…子供は、男の子は青、女の子はピンクです」(アレキサンダーさんちゃんさん)という意見が多かった。

鯉のぼりの色の由来って知ってる?

おしトピに寄せられた読者からはこうした意見が寄せられたが、実際はどうなのだろうか。日本の行事に関する情報を発信し、子供の日にちなんだ鯉のぼり飴を発売中の金扇ドロップス株式会社に、鯉のぼりの定番の色、色の由来についてお聞きした。

「鯉のぼりの定番の色は、上から真鯉=お父さん(黒色)、緋鯉=お母さん(赤色)、青い鯉=子供(青色)の3匹です色の由来としては、鯉のぼりは『万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる』という説である『五行説』の色で表されています」(金扇ドロップス株式会社)

たとえば、真鯉(お父さん)の黒はすべての生物の命の源である「水」を意味し、必要不可欠な存在を表しているそう。次に、緋鯉(お母さん)の赤は万物を生み出す源として、知恵を象徴する「火」を意味し、子供をたくましく産み育てることを表しているとのこと。

最後に、子供の青はすくすくと育つ「木」を意味し、子供の成長を願うことを表しているそうだ

■鯉のぼりの色は実は決まっていない!?

ちなみに、鯉のぼりの色は真鯉の黒が決まっているだけで、実は他の鯉の色は決まっているわけではないようである。

現在の鯉のぼりは前述の3匹が一般的ですが江戸時代には真鯉だけだったそうです青色の鯉が子供で、赤色の緋鯉がお母さんを表すようになったのは昭和に入ってからのようです現在は青や緑の子鯉が子供たち(次男、三男や女の子のために黄色やオレンジ、紫)といったように、様々な色の鯉があります」(金扇ドロップス株式会社)

ある鯉のぼり職人さんが東京オリンピックを見て、「鯉のぼりも5色にしよう」と色を増やしたという説もあるのだとか

最近は鯉のぼりを見る機会も減ってきている。子供の成長の無事を祈りながら、鯉のぼりから家族のあり方を見直してみるというのも、ひとつの楽しみ方になるかもしれない。

参考 ネタりか  2015.04.27

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