高齢者の栄養不足対策

低栄養は自分には関係ないと思っていませんか? 低栄養は病気になりやすくなったり、元気がなくなったり、メンタル・認知の面での不調を引き起こしたりします 

高齢者の方が効率的にたんぱく質を体内で使えないので、若い人より多くのたんぱく質が必要だと考えられるようになってきました

一般的な成人では体重1キロ当たり必要なたんぱく質は0.8gだと言われていますが、高齢者では1g必要だと示唆されています。また、代謝が落ちてくるからあまりカロリーが必要でないと思われがちですが、必要なカロリーも大して減少しないことが分かってきています

健常な高齢者の場合、一日のカロリー目安量は男性で2200キロカロリー、女性で1700キロカロリー。60~70歳を超えると、ある程度しっかりした体つきのほうが長生きするというデータも多く出ています。やたらたくさん食べて肥満になる必要はありませんが、体重が落ちないようにしっかり食べることは大切です

肉・魚・卵・牛乳などの動物性食品には豊富なビタミンとミネラルが含まれています。ビタミンやミネラルは野菜や果物だけに含まれると誤解されがちなので注意して下さい。肉・魚・卵・牛乳には、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンA、カルシウム、鉄分などが多く含まれます。野菜や果物にはビタミンCやカリウムが多く含まれます。どちらのビタミン・ミネラルもとても大切な栄養素です。よって肉を避けたり、牛乳を全く飲まなかったりすると、ビタミン・ミネラルが不足する可能性が大変高くなります

ビタミンB6やビタミンB12は神経作用に欠かせません。欠乏すると記憶力低下やうつ病に関連するといわれています。これらのビタミンは加齢による胃酸の低下、吸収不良などにより高齢者では不足する可能性があります。ビタミンB6やビタミンB12は肉、卵、牛乳などの動物性食品に多く含まれます。また、鉄分・カロリー・たんぱく質が不足すると疲れやすくなります。鉄分・カロリー・たんぱく質も動物性食品に多く含まれます。加齢による部分もありますが食事も大切です。

加齢により背骨の間のクッションがすり減って背が低くなりますが、骨粗しょう症で骨が潰れ、進行すると背が縮んだり背中が丸くなったりします。背が低くなるのは、加齢的な要素もありますが栄養素不足による骨粗しょう症である可能性もあります

30歳を過ぎたころからは、食事でカルシウムを摂取しても骨の密度を増やすことはできませんが、骨密度の低下を遅らせることができると考えられています。カルシウムはチーズやヨーグルトなどの乳製品に豊富に含まれます。骨折で寝たきりになったり、活動が限定されてしまうと深刻な低栄養に陥りやすくなります。

参考 all about  2011.09.24

 

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