高速レーザーでトンネル検査

鉄道や道路のトンネルで、コンクリートの表面にレーザーを当てて振動させ、内部のひび割れや空洞を検出する方法の高速化に成功したと、日本原子力研究開発機構やレーザー技術総合研究所などの研究チームが10日、名古屋市で開催中のレーザー学会で発表した
従来は2秒に1回しか測定できなかったが、1秒に25回になった現在は作業員がハンマーで表面をたたき、音でコンクリートが剥がれ落ちる危険性がないか検査しているが将来は機械化できる可能性が高まった
原子力機構の河内哲哉研究主幹は「トンネル内部の欠陥は深さや大きさ、形がさまざまで、きちんと検出できるか2年以内に実際のトンネルで検証したい。鉄道会社などが過去に蓄積した打音検査データに対応する形にする必要もある」と話している。
レーザーをコンクリート表面に照射すると瞬時に温度が急上昇して衝撃波が発生し、振動する。この振動を同時に別のレーザーで測定すると、内部に欠陥があった場合は反射光の周波数に異常が表れ、装置内のコンピューターで判別できる
照射ポイントを鏡を使って約3センチずつずらし、連続的に速く検査するには、レーザー発振器の発熱による性能低下を抑える必要があり研究チームは水冷装置と補正レンズを導入して解決した検査対象は深さ10センチ程度までの欠陥で、より深い所の検査は超音波探傷装置が使われている

参考 時事通信 2016.01.11

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