驚くほど安い格安スマホ

月々のスマホ代をもっと抑えたい──。そんなあなたに朗報です! 通話・通信料金だけでなく端末代も驚くほど安くなる「格安スマホ」に乗り換える人が増加中だ。初心者が押さえておくべきポイントを解説しよう。うっかり見逃すと本当に損ですよ。

「ここまで安くなるなら、もっと早く乗り換えたらよかった」

都内在住の会社員、仲野咲貴さん(30)。大手キャリアのNTTドコモと契約しスマートフォンを使っていたが、この3月に「格安スマホ」に乗り換えた。

「電話もネットもそこまで使っていないのに、月々の支払いが8千円以上と高すぎた。思いきって大手キャリア以外のサービス業者に切り替えました

選んだのは、インターネットサービス事業会社、楽天が運営する「楽天モバイル。その理由は「身近な友人が使っていて、安心感があったから」。ドコモからの切り替えや加入申し込みはすべてネットで行った

電話もネットも、ドコモと変わらずスムーズに使えています。電話番号もドコモで使っていたものを移行できるので、知り合いへの連絡も必要ない。なのに月額料金は2千円強と、6千円近く下がりました」

楽天モバイルのように、通信サービスを安価に提供する「MVNO」と呼ばれる事業者が、ここ数年急速に増えている。MVNOとは、通信インフラを自社で持たず、他社から借りて音声通話やデータ通信のサービスを提供する事業者のこと。音声通話込みの基本料金が平均1600円~と、キャリアに比べ大幅に安い。これまでは、スマホや携帯を使うには、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社いずれかと契約するのが一般的だった。しかし、こうした事業者の広がりとともに、大手キャリア以外と契約する人が増加中だ

まず大手キャリアと格安スマホとの違いを説明しよう。何と言っても圧倒的な差は利用金額だ。MMD研究所が2月に発表したスマホ月額料金の調査によると、大手キャリア利用者の平均月額料金は7433円、対して格安スマホ利用者は平均2067円。何と月々、5千円以上も安くなるのだ

「安かろう、悪かろうではないか?」。そんな声が聞こえてきそうだが、驚くなかれ。格安スマホシェア上位5社の満足度調査によると、不満を感じているのはわずか2.9%料金の安さ、通話・通信品質の項目では7割以上が「満足」と答えている。つまり、多くが大手キャリアと比べても、遜色なく使えるということだ

格安スマホのデメリットを挙げるとすれば、どんなことがあるのだろうか。携帯ジャーナリストの石野純也さんはこう言う。

「一つはキャリアが提供するメールサービス(@docomo.ne.jpなどのメールアドレス)が使えないこと。Gmailやプロバイダーのアドレスを取得するか、LINEなどで代用する必要があります。迷惑メール対策でキャリアメール以外の受信拒否設定をしている人もいるので、不便さを感じることがあるかもしれません」

とはいえ、メッセージのやり取りは、今やLINEが主流だ

「もうひとつは、12~13時の昼時間帯に、一部で通信速度が落ちる傾向にあると言われていることただしこれは回線の混雑具合や加入サービスにもよるため、一概には言いきれません

※週刊朝日  2016年5月20日号より抜粋

dot.2016.05.17

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