食生活の改善→毎日1皿の野菜から

厚生労働省は9月1日から30日までの間、「食生活改善普及運動」を実施することを発表しました。今年度は「毎日プラス1皿の野菜」を目標とした取り組みを重点的に行うということです

食生活改善普及運動を開始するにあたり、日本人が食べている野菜の平均摂取量が公表されました。加えて、「1皿の野菜」に期待できる栄養素が示されています

◆野菜の摂取量ランキング

「平成24年国民健康・栄養調査」は11月のある1日に実施され、そのうち食事摂取状況に回答のあった1歳以上の男女32,228名の1日あたりの野菜摂取量を集計しました。それによると、日本人が多く食べている野菜のトップ10は次のようになります

1 だいこん 33.8g
2 たまねぎ 31.6g
3 キャベツ 26.9g
4 白菜 21.3g
5 にんじん 20.4g
6 ほうれん草 14.3g
7 トマト 13.0g
8 きゅうり 9.3g
9 かぼちゃ 8.6g
10 レタス 8.3g

この結果には、野菜選びの良いポイントがふたつありますひとつは11月という時期もあり、冬野菜がランキングの上位を占めていること。旬の食材は栄養価が高く、価格が安く手に入ります。ふたつめは、緑黄色野菜も淡色野菜も挙がっていること。ぜひ、日常で野菜を選ぶ際には、「旬の野菜」「彩り」に注意してみましょう

◆1皿の野菜を追加する効果

次に、推奨されている「毎日プラス1皿の野菜」によって、食生活がどのように改善されるのか見てみましょう。

1皿の野菜で摂取できる栄養素の一例
カリウム 約140mg(2,231mg)
ビタミンC 約10mg(94mg)
食物繊維 約1.4g(14.2g)
※カッコ内は現状における食事全体からの摂取量

1皿の野菜(70~80g)を追加することで、食事全体からの摂取量に比べて、カリウム約5%、ビタミンC約10%、食物繊維約10%の摂取量アップが期待できます。こうした基本的な栄養素を増やすことにはどのような意味があるのでしょうか。

まず、カリウムはナトリウムの排出を促す働きのあるミネラルです。現在の食生活においてはナトリウムの摂取量が増える傾向にあり、高血圧やむくみの原因ともなっています。カリウムにはそれらを予防・改善する効果が期待されています。

ビタミンCはストレスを受けると大量に消費されることが知られていますストレス社会といわれる現在、意識的に摂取したい栄養素です

食物繊維は消化されずに大腸まで達します。便秘を予防して腸内環境を整えたり、血糖値や血液中のコレステロール濃度が上がり過ぎないように調整する働きがあります。不足しがちな成分として、積極的な摂取が推奨されています。

「毎日プラス1皿の野菜」は、少しの工夫で実現できる目標といえるでしょう。朝、昼に多くの野菜を摂るのは難しいことが多いので、その分、夕食のメニューに野菜を加える習慣をつけるとよいでしょう

参考 Mocosuku編集部 2015.09.02

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