頭痛もちの発症メカニズムと予防法

「私、頭痛もちなんだ」と言う人がいますね。とくに大きな病気を抱えているわけではないけれど、繰り返し起こる頭痛です

こうした頭痛を医学用語では「一次性頭痛」と呼んで、病気による頭痛とは区別しています。ここではこの一次性頭痛に着目して、どんなことが原因で起こるのか、みていきたいと思います。

◆もっともポピュラーな「緊張型頭痛
一次性頭痛のなかでもっとも多いとされるのが、首や肩の筋肉の緊張により起こる「緊張型頭痛」です

精神的なストレスが続いたり、長時間のデスクワークなどで同じ姿勢で続くと、首や肩、頭の血流が悪くなり、酸素や栄養分の供給が不十分になります。すると首や肩、頭の筋肉が緊張し、頭痛となって現われるのです

おもな症状としては、肩や首のこりを伴う鈍い頭の痛み、頭全体が締め付けられるような重苦しい痛み、モバイル機器を長時間使ったりパソコンを使った後に痛む、軽いめまいを伴う、毎日のように慢性的に痛む、などです

対策としては、ストレッチやマッサージなどをして筋肉の緊張をほぐしてやるのがいいでしょう

職場などで同じ姿勢が続く場合には、適度な休憩を挟んで身体を動かしましょう

また冬場は、ただでさえ血行悪い状態です。入浴をして首や肩周辺を温めるとよいでしょう。入浴ができない場合は、蒸しタオルやドライヤーなどで、首の回りを温めるのも有効です

◆原因がはっきりしない「片頭痛」
「緊張型頭痛」の次に多いとされているのが「片頭痛」です。原因がはっきりと解明されていないことと、発症してしまうと、強い痛みや吐き気などを伴うのが厄介な頭痛です

毎日少しずつ蓄積されたストレスや疲労が原因で、あるとき頭がい骨内の血管が拡張し炎症を起こすため、と言われています

最近は男性にも多いのですが、とくに20~40代の女性に多く発症し、その場合、女性ホルモンが関わっていると言われています

おもな症状としては、月に1~2回、もしくは数か月に1度起きる、ズキンズキンと波打つような激しい痛み、吐き気がある、身体を動かすと頭に響く、だるさを伴う全身症状として現われる、頭痛が起きる前兆として視野の中に光が見えることがある、などです

緊張型頭痛と違い、片頭痛の場合は、血管を広げてしまう入浴やマッサージなどは厳禁です痛む部分を冷やし、静かな部屋で横になるのが一番です

また、吐き気や全身症状が出た場合には、早めに専門医に見せることがおすすめです。頻繁に発症するようであれば、精密検査を受けましょう。

男性に多く発症する「群発頭痛」
群発頭痛は、「目をえぐられるような」というほどの激しい痛みが特徴です。男性に多く発症しますが、その数は少なく、まれな頭痛といえるでしょう。
しかし一旦発症すると、1~2か月間、毎日ように同じ時間帯に痛みが出るようになり、1~2時間続くのが特徴です

原因としては、目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して、炎症を起こすためではないか、と言われています

痛みが出ている期間は、睡眠と栄養バランスのよい食事を心がけ、規則正しい生活を送ることが大切です

痛みが激しい場合には専門医の診察を受けるようにしましょう。

参考 Mocosuku編集部 2014.12.13

【関連する記事】