韓国に「深刻な経済危機」が忍び寄る

韓国メディア・中央日報の中国語版は24日、これから韓国に襲いかかるであろう深刻な経済危機を克服するには「中国が追いつけないほどの製造技術強国になるほかない」とする、KAIST(韓国科学技術院)のヤン・ミンヤン機械エンジニア学部教授による評論文章を掲載した

文章はまず、中国が2020年までに韓国、日本、ドイツのような製造技術を持つ「製造強国」の仲間入りを目指す戦略を打ち出していると紹介韓国より人件費が安価ながらも製造技術では韓国に追いつきつつあるとした

そして、人口の多い中国はどの分野においても一定規模を持った経済を実現することができると指摘一方で経済規模の小さい韓国は、中国と似通った技術レベルでは中国と役割分担することが難しくなり、国内産業全体が競争力を失ってしまう可能性が非常に高いと論じ、さらには対外経済への依存が非常に高いことから深刻な経済危機が生じることも見込まれるとした

さらに、以前の金融危機を乗り切ったさいに講じた金融緩和の手段では、これからやってくる経済危機を克服することは難しいとしたうえで韓国の製造業は国レベルの研究開発成功率の低さ、産学協力やエンジニアリング教育体系の不十分さ、大企業主体の技術環境、製造業に対する国民の意識の低さなどといったさまざまな問題を抱えていると分析した

また、韓国政府が近ごろ提唱しているイノベーション経済は単に情報通信技術を強調するのみで、製造業はその後ろに追いやられているとも指摘。「2020年までにあとどれだけ時間があるのか。もはや過ちを犯している時間はないのだ」とした

文章は最後に、韓国が危機を乗り越えるための対処法について言及。「答えはたった1つ」として、「中国が追いつけないほどの製造業最強国になることだ」と論じた。そして、「一見絵空事のように思えるが、政府が重点をしっかりとつかみ、産学協同による研究開発を奮起させ、一致団結することができれば不可能な話ではない。今韓国に必要なのは、危機をチャンスに変える国民の知恵なのだ」と締めくくった

参考 サーチナ 2015.04.28

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