金正恩氏→内部引締めに躍起か

 北朝鮮の金正恩第1書記が、早い時期に核弾頭を搭載できる弾道ミサイルの発射実験を準備するよう指示したと北朝鮮メディアが伝えました。北朝鮮のこうした発言の背景には、どんな意図があるのでしょうか。

(大野公二記者報告)
北朝鮮はこれまで、長距離弾道ミサイルを発射する際には、あくまでも「人工衛星の打ち上げであり、宇宙の平和利用だ」と主張してきました。しかし、今回、初めて「核弾頭を搭載することができる弾道ミサイルの発射実験」と明言し、挑発行為を一段階、さらに上げたといえると思います今回の指示の意図については、対北朝鮮政策を担当する韓国政府の関係者が「正恩氏は相当、国連の制裁などを受けて神経質になっている今回、あえて『弾道ミサイルの発射実験』と明言したことで、緊張感を高めて北朝鮮内部の引き締めを狙っている」と分析しています
(Q.今後の北朝鮮はどんな動きをみせる?)
北朝鮮は今、5月に行われる36年ぶりの党大会に向けて、すべての政策が進んでいるといっても過言ではありません。なので3月、4月はさらなる挑発行為を続けて、北朝鮮内部の緊張感を高めるだけ高めて、内部の不平不満に目がいかないように外部の敵対勢力に目を向けさせることによって軍や党をまとめ上げていく。こういった作業が5月まで行われるものとみられます。韓国の情報機関なども15日朝、「北朝鮮が大規模なサイバーテロを計画している兆候がある」と明らかにしていますが、こういったサイバーテロや5回目の核実験や長距離弾道ミサイルの発射の可能性も含めて、当分は緊張局面が続いていくとみられます

最終更新:3月15日(火)16時57分

テレ朝 news  2016.03.15

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