運動不足病→体内器官が機能低下する

ふだん忙しく働いていると、お正月くらいはのんびり過ごしたいものです。身体にも心にも適度な休息はとても大切です。とはいえ、毎日ゴロゴロ「ずっと寝てばかり」が引き起こす心身への影響も知っておきましょう

◆運動不足病(廃用症候群)とは?
運動不足病(廃用症候群)」をご存知ですか?身体を動かさない生活をしていることで、全身の各器官が機能低下をしていく症状をいいます。その原因には、病気や障害などで必要とされた安静や、日常の活動性低下が挙げられています
そのため、高齢者や病気や障害の人だけでなく、生活が便利になった現在では、子どもから働き盛りの方にも身近な話となっています。
運動不足病は、身体・精神だけでなく、仕事や対人関係など社会生活にも大きな影響を与えます筋力低下・体力の衰え・心臓機能の低下・便秘・抑うつ状態・認知症などがあります。とくに、筋力は低下が著しく、1日動かさないでいると3~6%低下しますこれを回復させるには1週間の回復期間が必要となるのです。そんなことにならないよう、お正月を楽しく過ごすプランを考えましょう。

◆お正月こそ運動不足解消のチャンス
休日がまとまってとれるなら旅行の計画を立ててみましょう。国内でも海外でも、出かければ寝ている暇はありません。また、休日が短い場合でも、家族や友人と出掛けたり、身体を動かして遊んだりするのはいかがでしょう。初詣や初日の出、お正月ならではの行事に参加したり、羽子板などの昔の遊びもいいですね
それでも「お家にいたい」なら、テレビを見ながら、音楽を聞きながらの、「ながらストレッチ」や「筋トレ」をおすすめします

◆運動不足解消の3条件
「お正月にふだんの運動不足解消をしてみよう!」と思ったら、効果的なトレーニングをするための3条件を知っておいてください。

(1)強度
 (2)時間
 (3)頻度

です。適切な運動プログラムを設定するには、「強度と時間」の組み合わせが重要です。基本的には強度が高ければ時間は短く、強度が低ければ時間は長く、といった組み合わせになります
頻度は週1回でも効果は確かめられていますが、多いほどトレーニング効果は大きくなります
また、運動量を増やすには、大きな筋肉を使う運動が効果的ですつまり、下肢を使うことです。代表的なものがウオーキング・ジョギング・水中歩行・自転車こぎ・水泳などです。
厚生労働省では、3メッツ以上の運動・動作を1日60分以上行うことを推奨しています。メッツとは、身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツです。3メッツの身体活動とは、スポーツではボウリング・バレーボール・軽い筋トレ、日常生活では普通の歩行・床掃除・子どもの世話・洗車などです

◆無理のない、効果的な運動を!
運動の負荷を上げれば、短時間で効果を上げることができますが、適度な運動を継続的に行うことが、健康の維持には大切です。ただし、もともと持病がある人は、かかりつけの医師に相談してから始めましょう。
また、意気込んで最初から負荷量を上げたり、無理をするのは、逆に身体への負担になります。軽い気持ちで部屋掃除や買物ついでの散歩からでも始めてみませんか

参考 Mocosuku編集部 2014.12.26

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