貧しい高齢者の国→韓国

人口の36%が65歳以上…日本が1位 高齢化のスピード世界で最も速い

 2050年には、韓国の高齢者人口の割合が全世界で2番目に高くなると予想された現在、韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で貧しい高齢者の割合が最も高い国だが高齢化のスピードも世界で最も速い

30日、米国統計局が発行した「高齢化世界(An Aging World)2015 – 国際人口報告書」によると、世界の人口は、昨年の73億人から2050年には94億人に増える。特に65歳以上の高齢者人口は、同じ期間中に6億人から16億人に増える見込みだ。高齢者人口が全人口に占める割合も8.5%から16.7%に高まる

大陸別にみると、欧州(17.4%→27.8%)と北米(15.1%→21.4%)は、昨年の高齢者人口の割合は高いが増加傾向が比較的に緩やかな反面、アジア(7.9%→18.8%)は、現在は高くないが急激な増加傾向を示す見通しだ。

 2050年に高齢者人口の割合が最も高い国は日本(40.1%)で、韓国が35.9%でその後に続くものと予想された。日本は昨年基準でも、高齢者の割合が26.6%で世界1位だったが、韓国は13.0%で上位25カ国にも入らなかったことからすると、急激な高齢化が進んでいると言える。実際に同報告書によると、高齢者人口の割合が全体の人口で占める割合が7%から21%まで上がるのにかかる期間が、韓国の場合は27年で、全世界で最も短かった中国(34年)、タイ(35年)、日本(37年)などのアジア諸国が概して短い一方、イギリスとフランスはそれぞれ100年と157年もかかることが分かった

2050年に人類の期待寿命は、昨年より7.6年増えた76.2歳になると予想された。韓国の期待寿命は、昨年の80.0歳から2050年には84.2歳に高くなり、全世界で5番目に高い。 2050年の期待寿命が最も高い国は日本とシンガポールで、91.6歳に達する見込みだ

極めて速い韓国の高齢化のスピードが懸念されるのは高齢者の貧困率が他の国に比べてかなり高いからだ。OECD資料(国別、2009~2013年の統計基準)によると、韓国の高齢者の相対的貧困率(可処分所得が中位所得の半分を下回る割合)は49.6%で、加盟国の中で最も高い。OECD平均は12.4%に過ぎない。全体人口の所得に比べた高齢者の所得(2012~2013年基準)もOECD平均(86.8%)を大きく下回る60.1%にとどまっている

ファン・ボヨン、チョン・イルジュン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

ハンギョレ新聞 2016.04.02

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