豪現地→建造は選挙対策、首相に批判

オーストラリアのターンブル首相が次期潜水艦12隻全てを豪南部で現地建造する方針を決めたことが、波紋を広げている

建造費拡大が必至なだけに、選挙対策の「人気取り」(オーストラリアン紙)と批判する声もある

首相は26日、共同開発相手として仏造船大手DCNSを選定したと発表。日本とドイツは落選した。豪州は人件費が高いため、現地建造は海外建造に比べコストが3割も割高になるとの試算がある。DCNSも海外と現地建造の折衷案を勧めたが、首相は現地建造にこだわった

背景には、7月2日に想定される両院解散総選挙への危機感があるとみられる不況に苦しむ豪南部では雇用創出につながる「潜水艦特需」への待望論が強く、与党議員も「海外建造なら再選できない」と訴えていた

シンクタンクCISの研究者サイモン・カウアン氏は12隻の現地建造は「税金の無駄遣い」と非難公共放送ABCも「国でなく議席を守るための潜水艦か」と否定的に報じた

時事通信2016.04.27

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