豪マンガン企業権益取得提案?

伊藤忠商事と三井物産がそれぞれ英資源大手アングロ・アメリカンのオーストラリアや南アフリカでのマンガン生産会社サマンコールの権益取得を提案しているとの臆測が浮上しているアングロ・アメリカンはコモディティ価格の下落を受けた経営再建のために、炭鉱や鉄鉱石鉱などを売却して約50億豪ドル(約4,052億円)の調達を模索している。【NNA豪州編集部】
伊藤忠商事や三井物産の広報はNNA豪州に対し、「コメントを控える」と話した。ただし、伊藤忠商事は、マンガンに限らず、資源投資・開発案件については、厳選して是々非々で検討しているとしている
2日付シドニー・モーニング・ヘラルドによると、関係者の話として、アングロ・アメリカンが英豪系資源大手BHPビリトンからスピンオフしたサウス32とのジョイント・ベンチャーで、世界最大のマンガン生産会社サマンコールの権益40%の売却を検討しており、サウス32はこれを購入するオプションを保有しているという。同権益については公開入札ではないもよう。サウス32は2月、サマンコールの南アフリカでの操業について、昨年のマンガン価格の下落を受けて、コストや生産、スタッフ約620人を削減すると発表。また、同権益が適正価格なら購入意欲があることを明らかにしていた購入価格は9億2,000万豪ドルに上る可能性もある
アングロ・アメリカンは現在、ダイヤモンドやプラチナ、銅生産に注目しており先にはブラジルのニオブやリン酸塩事業を中国の洛陽欒川(チャイナ・モリブデン)に15億豪ドルで売却することで合意した。また、オーストラリアの炭鉱やブラジルのニッケル事業の売却を進めているほか、チリの銅鉱2カ所を英ヘッジファンドのオードリー・キャピタル・アドバイザ―ズなどの投資家に3億米ドル(約319億円)で売却することで合意した

NNA2016.05.03

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