豊になるほど子供が減るのはなぜか?

人々が豊かになればなるほど子供が減るのはなぜか。出産や結婚、犯罪といった数字では説明し難く思える問題に経済学の立場から答え、1992年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のゲーリー・ベッカー教授が3日、83歳で亡くなった。

ベッカー氏は人間は豊かになると、優れた教育などで子供の質を高めようとすると論じた。冒頭の疑問について言えば、親が豊かになって金銭的な余裕ができると、子供の能力の向上にお金や時間をかけることを優先し、子供の数は増やさないと説明したのだ

そう言われれば単純な話だが、明確に説明されることで、政府が少子化改善のために子育て支援をどのぐらい増やし、教育コストをどのぐらい減らせばいいか考える一歩になる。ベッカー氏が「過去百年で最も影響力がある経済学者」の一人とされるゆえんだろう。

米国の子供は夏休みをスポーツや音楽、工作などのサマーキャンプに通って過ごす費用は安くはない。しかし「子供たちのかけがえのない経験」「妻の貴重な息抜き」という利点も考慮し、わが家でも兄弟そろってたくさんの予定を入れている

一方で先日、長男が口にした「妹が欲しい」という提案は即座に却下した。大経済学者の正しさはわが家でも証明されている

参考 産経デジタル 2014.05.09

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