自家発電の住宅を実証実験

京セラは大規模な災害などで電気の供給が止まる事態を想定し、本格的な自家発電型住宅の実証実験を奈良県王寺町のモデル住宅で10月からミサワホームと共同実施する。全国各地で災害が相次ぎ、防災への関心が高まる中、実証実験の結果を基に家庭用エネルギー製品の性能向上や販売強化につなげる
■災害などで停電想定
京セラは、発電容量6・6キロワットの太陽電池と、蓄電容量7・2キロワット時のリチウムイオン蓄電池を提供する蓄電池は、太陽電池で発電した電力を直流のまま蓄えることができる新型で、充電効率を従来の89・8%から96%に高めた停電時は自動的に自立出力に切り替わる
モデル住宅には、ほかにも機器の排熱や自然の風を取り込む制御システムを採用した。
10月13日から12月まで京セラやミサワホームの社員が停電状態のままで順次実際に生活する。京セラはフル充電した蓄電池で半日程度は日常生活を送れるとみている。実験で電池や家電の稼働状況、室内の温度や湿度などのデータを収集・分析し、停電時などでも一定期間暮らせる住宅システムを開発する。ミサワホームは住宅購入希望者からもモデル住宅の生活体験者を募る予定。
京セラは蓄電池の開発・販売に力を入れている6月に国内最大級となる蓄電容量12キロワット時の大型製品を発売し、今月には今回の実験で使う直流対応の新製品を投入した
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で太陽光発電の価格が低下し、電力を売らずに自家消費する傾向が強まっているといい、需要の取り込みを図る

参考 京都新聞 2015.09.24

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