膣ケア、実は大切な8つの真実

膣の自浄作用は加齢とともに低下する。

尿道や肛門にも近く、いつだって菌にさらされているのに何も起こらないのは、膣の自浄作用によるもの。「上皮が剥がれてグリコーゲンが膣の中に落ちることで膣の中を酸性に保っています。ただし、加齢やエストロゲンの低下で自浄作用は低下。膣内が委縮し乾燥すると摩擦に弱く、細菌も侵入しやすくなり、炎症やトラブルの原因に」(福山千代子先生)

福山千代子先生
アヴェニューウィメンズクリニック院長。月経痛やPMS、更年期の治療に力を注ぐ心優しきドクター。デリケートな問題も相談しやすい穏やかな人柄と丁寧なカウンセリングが評判。
http://www.aw-clinic.com/

粘膜エリアは皮膚の40分の1の薄さ。洗いすぎや摩擦に注意。

「外陰部や小陰唇などの粘膜エリアは特に角質が薄く、デリケート。生理周期で敏感になることも。特別なことをしてトラブルを起こす人も少なくありません。清潔に保つことは必要ですが、洗いすぎには注意し、ケアするのであれば刺激の少ないものを選んで」(福山千代子先生)。

筋肉と靭帯を傷める出産。産後の骨盤底筋トレーニングを。

子宮や膀胱などを支える、女性にとって大切な臓器を支えるハンモック状の骨盤底筋。「出産で骨盤底筋も筋肉を支える靭帯も100%傷つきます。出産直前には8割が尿漏れを経験1年以内に90%の人は日常生活に困らなくはなりますが、産後も以前のようにセックスを楽しみたいなら、骨盤底筋トレーニングを」(関口由紀先生)。

筋量が低下する40代、女性ホルモンが減る50代は膣ケア適齢期。

出産経験がなくても、40代を過ぎると骨盤底筋は緩み、さまざまなトラブルが。「症状は、咳やくしゃみ、走った時の尿漏れや、尿意切迫感が起こる過活動膀胱、膀胱や子宮、直腸の下垂感、直腸がたるんで便秘にも」(関口由紀先生)。「エストロゲンが低下し、膣が薄く硬く乾燥しやすくなる萎縮は、早い人は30代後半から。膣が硬くなると難産のリスクも増えます」(福山千代子先生)

骨盤庭筋の低下+腹圧をかける作業で、閉経後に子宮脱、膀胱脱が!?

緩んだ膣から子宮や膀胱、直腸が垂れて出てしまう、骨盤臓器脱。「地域差はありますが、重いものを持ったり農作業など腹圧がかかる仕事を長年続けている60代女性には意外に多いトラブルです。骨盤臓器脱を防ぐためには、骨盤底筋を鍛えることと、力を外に押し出すような腹圧をかけすぎないこと」(福山千代子先生)

緩みすぎも、きつすぎも、乾燥も、骨盤底筋を鍛えて改善。

「出産や加齢で緩くなり、締められなくなった膣だけでなく、硬くしこって、常にギュッと締まり緩められない膣も不健康な状態。どちらもパートナーとの良好な関係が保てない原因に。緩みすぎもきつすぎも骨盤底筋を鍛えることでコントロールできるようになります。きつすぎる場合は膣からのマッサージで筋肉の緊張を緩めて改善する治療法も」(関口由紀先生)

骨盤底筋を鍛えると、オーガズムを得やすくなる。

セックスの快感度合に関与する絶頂感=オーガズム。「男性とは異なり、女性の場合は性欲も絶頂感も個人差がありますが、オーガズムは骨盤底筋の筋肉量に比例すると言われます。骨盤底筋を鍛えると卵巣周りの血流もアップするので、マスターベーションでも快感を得やすくなるはず。特に更年期以降は、体と心のために性的刺激を受けたほうがベター」(関口由紀先生)

アップデートした、最新・膣のアンチエイジング。

ジムで鍛えるのが難しく意識しにくい骨盤底筋。骨盤底筋エクササイズ、ピラティス、太極拳のほか、椅子に座ったまま磁気や電気刺激で骨盤底筋を刺激する治療法も。「膣の萎縮を改善しふっくら若返らせる痛みのないレーザー、モナリザタッチ(1回¥100000)も性交痛や膣の老化に悩む人に好評です」(福山千代子先生)。「フラクショナル炭酸ガスレーザー治療、インシェイプ(1回¥50000)もおすすめ。更年期以降の女性の膣粘膜下のコラーゲンを増加させるとともに、粘膜の潤いや、ハリをよみがえらせます」(関口由紀先生)若々しいプライベートエリアは官能的な魅力に直結。あらためて、本気の膣ケアを始めてみては?

RECOMMEND2014.12.04

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