統合失調症→早期発見へ

統合失調症の患者の脳では、神経細胞の突起を覆っている「ミエリン(髄鞘(ずいしょう))」の量が低下していることを画像で明らかにしたと、和歌山県立医大の研究チームが19日、同大で発表した。情報伝達を促進するミエリンの低下を調べることで、早期発見や治療につながることが期待される

ミエリンは主にリン脂質でできており、量が減ると脳内で正確な情報伝達ができなくなるとみられ、統合失調症との関連が推測されていた

チームは、統合失調症患者とそうでない人の計約60人の脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影。一人一人の脳を複数枚違った方法で撮影した画像を重ね合わせて解析したところ、発症者はミエリンの量が少ないことを確認したという

統合失調症は幻覚や妄想、集中力低下などの症状が出る病気で社会生活が困難になるケースも。

約100人に1人が発症するとされている。チームの金桶吉起教授は「MRIがあれば撮影できるので、どこでも応用できる。早期の発見と治療、予防にも役立つ可能性がある」と話した

参考 産経新聞 2015.10.19

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