細胞骨格→くっきり撮影(京大)

超高解像度で細胞の構造を可視化する手法を、京都大の渡邊直樹生命科学研究科教授や木内泰医学研究科准教授らのグループが開発し、カエルの細胞の骨格を従来にない鮮明さで撮影することに成功した。英科学誌ネイチャー・メソッズでこのほど発表した。
ミクロの世界の観察では、昨年のノーベル化学賞の授賞業績をはじめとして蛍光分子を標的の分子や構造に結合させる手法が取られている。しかし、蛍光分子を密に結合させることに限界があり、解像度を高めるのが難しかった
グループは、標的分子への結合と解離をランダムに繰り返す蛍光分子を使用撮影を複数回行って合成することで、従来よりも格段に精細な画像を得ることができたカエルの細胞の骨格を形成するアクチン線維などの分子も鮮明に捉えられた
渡邊教授は「異常なタンパク質の蓄積も高精度に捉えることができがんや神経疾患などの診断や病態の解明に応用できる」と話している

参考 京都新聞 2015.07.27

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