精力、味覚は亜鉛で10.5倍

☆かきは精力アップ、野菜は干すとパワーアップ

居酒屋のお通しなどに出てくる切り干し大根の煮物。実に地味な食べ物だが、味がしみてとてもおいしい。

干し野菜は甘みが増し、味が凝縮されておいしくなる。ビタミンCなど一部の栄養素は減少するが、ほとんどの栄養価が高くなる。パワーアップするのだ

たとえば、切り干し大根は、太陽の光を浴びることで亜鉛が10・5倍になる。この亜鉛は男性の精子をつくる材料になる

亜鉛の多いものは精力剤ともいわれる海のミルクとも呼ばれるかきは亜鉛の宝庫といわれる。季節には、かき鍋や生がきなどがお勧め。1年を通してなら、かきフライがいい

亜鉛は味覚にも関係している亜鉛が不足すると味覚が鈍くなり、食欲が落ちる高齢者は食が細くなったことで体力が低下。胃ろうを置かなければならなくなることもある

野菜を干すとカリウムも14倍に増えるカリウムは心臓の収縮に大事な電解質。しかも、カリウムはナトリウムに置き替わり、血圧を安定させてくれる作用がある

食物繊維も15倍に、ビタミンB1は16倍に、カルシウムはなんと23倍になる

シイタケは、1~2時間、太陽に当てるとビタミンDが10倍も増えるといわれる

切り干し大根にはカルシウムが多い。それに干しシイタケを加えれば、ビタミンDとカルシウムで骨を強化してくれる

干し野菜は定番の煮物のほか、野菜炒めに加えたり、スープの具にしたり、炊き込みご飯にしたり、と意外に出番は多い

◆鎌田實(かまた・みのる)。

日刊スポーツ2016.05.24

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