米国でもエビ輸入急増→人気食材に

米国で最も人気のある魚介類であるエビは米国産のものはあまり多くはないが値下がりしているのは確かだ

米国では、インドネシアやエクアドル、インドからの輸入急増に伴いエビが過去1年間に30%余り値下がりしている。これは、サケやマグロなど他の魚介類よりエビを多く食べる米国の消費者にとっては朗報だが、国外の養殖場からの供給が過去最高水準に達し、米国の漁業者を圧迫している国内のエビ市場における米国産のシェアは約10%にまで縮小している

フロリダ州の加工業者ウッズ・フィッシャリーズでは年間約800万ポンドの米国産天然エビをホール・フーズやウェグマンズなどのスーパーに販売しており、メキシコ湾産冷凍ブラウンシュリンプの在庫の一部の価格は1ポンド=3.50ドルと、昨年の7.20ドルの半額未満となっている

エビは20年前まで供給が限定的で、グルメ食と見なされていた。グルメ食としてレストランではステーキと競い合っていた。その後、養殖技術の改善に伴って市場が変化した米国の研究者らは1990年代に病原体を持っていないホワイトシュリンプの養殖を開始。この技術がアジアや中南米で採用され、商業生産の急増につながった

米国エビ加工業者協会のデービッド・ビール事務局長によると、2000年代初めまでに米国の輸入が増え、エビはコモディティの一つになった。レストランチェーン、レッドロブスターなどでは食べ放題キャンペーンがより一般的に実施されるようになった。国連食糧農業機関(FAO)によれば、世界の養殖ホワイトシュリンプの漁獲量は13年に330万トンに達した。1990年には9万2000トンだった。

参考 Bloomberg  2015.09.08

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