神戸製鋼のアルミ銅→自動車・航空機向け

神戸製鋼所のアルミ・銅事業部門は20年度までの5カ年中期経営計画で、既存のコア事業の強化や技術優位性の向上といった事業基盤の強化に加え“輸送機分野での成長追求“を掲げた輸送分野のうち特に軽量化が求められる自動車と航空機をターゲットとし、アルミ板や押出材、鋳鍛造品事業の展開を強化する。銅板条事業も車載を重点分野に位置付け需要増が見込まれるアジア圏での拡販に注力する

新中計でターゲットとされた輸送機のうち自動車分野は、アルミ関連で日系自動車メーカーや北米・中国における欧米系メーカーへの取り組みを強化するため、既存メニューの競争力を引き上げるアルミ板では、需要の急拡大が確実視されている北米へのパネル拠点建設を継続して検討していく押出材では、北米と中国への拠点新設を検討するほか、得意とする7000系高強度合金を武器にバンパーや骨格材のグローバル対応を急ぐ。鍛造材では開発・設計・金型・鍛造技術力を向上させ、すでに整備した3拠点(日本・米国・中国)で需要を確実に捕捉していく考え銅板条関連で車載コネクタ材の比率を拡大。アジアで営業力を強化し、日系に加え非日系自動車会社向けで拡販する
航空機分野では、すでに小型機(リージョナルジェット)の機体や脚材、エンジン向けにアルミやマグネシウムの鍛造、鋳造品を供給しているが、新中計では下工程への展開を強化する完成加工部品のメニュー拡大に向け、すでに展開している機械加工に加えて表面処理や塗装の研究開発を推進する
また既存コア事業の強化を継続課題として掲げており、缶材やディスク材をはじめとした主力事業の収益力を引き上げていく構えさらに技術優位性、ものづくり力の向上などによる事業基盤のいっそうの強化を進め、成長分野への展開につなげていく

鉄鋼新聞2016.04.06

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