知らぬ間に充実し過ぎ→格安SIMが凄い

携帯電話の通話や通信料金が大幅に安くなることで注目を浴びる格安SIMだが、参入業者が増えるに従ってシェア争いは激化の一途を辿っている

いまや、ただ価格が安くて繋がるだけでは新規ユーザーの獲得は難しく、各事業者がよりユーザーを惹きつけるためのプラスα機能やサービスを打ち出しているケースも珍しくない。そこで今回は、お得な特典がついてくる、とっておきの格安SIMをご紹介する。

「USEN MUSIC SIM」ならLTE使い放題&音楽が聞き放題!

 U-mobileがリリースしている「USEN MUSIC SIM」は、月額2490円(税別)で通話が楽しめるほか、高速なLTEが使い放題の「U-mobile 通話プラス LTE使い放題」とUSENが提供する音楽配信サービス「スマホでUSEN」がセットになったSIMカード

通話料金は別途必要になるものの、通話はあまりせずにデータ通信が中心と言ったユーザーなら容量の制限がない分、通話と通信だけを見てもお得なサービスと言える。このSIMに付加される「スマホでUSEN」は、JPOPや洋楽、クラシック、歌謡曲など1000以上の音楽チャンネルを提供するUSENをスマホで再生できるというもの。AppleMusicやLineMusicなどの月額制音楽配信サービスと比較した場合、自分で再生する音楽が選べないという点があるものの、チャンネルの多さと価格を考慮すれば十分に楽しめるうえ、お得なサービスと言ってもいいだろう。

雑誌が読み放題の「ぷららモバイルLTE」

 インターネットプロバイダーの「ぷらら」がリリースする「ぷららモバイルLTE」は、データ通信だけなら2980円(税込)、音声通話付きプランなら3736円(税込)で容量制限無しで使えるSIMカード

キャンペーン中のいまならNTTぷららが提供する電子書籍の配信サービス「雑誌読み放題サービス」が無料で利用でき、200誌650冊以上の雑誌を自由に読むことができる。月数冊の雑誌を購入しているユーザーなら十分に元が取れる計算となるお得なサービスと言えよう。なお、このキャンペーンは3月31日まで。以降は月額486円の料金が発生する

公衆Wi-Fiサービスが無料で使える「BIC SIM」

「BIC SIM」は、ビックカメラがリリースするSIMカード。データ通信専用からSMS機能付き、音声通話機能付きと言った3種類のSIMカードがあり、さらに3GB、5GB、10GBといった3つの容量をラインナップ。月額900円(税抜)から利用することができる

このSIMカードを契約すれば、国内最大級のスポット数を誇るWi-Fiサービス「Wi2 300」のアクセスポイントに接続できるといった特典が付属移動時にはSIMカードによるLTE通信、スポット内ではWi-Fiと言った具合に回線を切り替えて利用すれば、通信容量が節約できるメリットがある

特定のコンテンツや時間帯のみデータ通信が使い放題となるサービスもある

スマホを使ったデータ通信の中でも、とりわけ大容量になりがちなのが動画の視聴や高精細なグラフィックを採用したゲームのダウンロードなどだ。これらの操作を格安SIMで行うとあっという間に容量を使い切ってしまうということも珍しくないだけに気を使っているユーザーも多いはずだ。

 J:COMがリリースする「J:COM MOBILE スマホセット」は、月額2980円(税抜)で通話とデータ通信がセットになったプラン。3GBというデータ通信容量を見ると料金そのものは一般的な範囲と言えるが、同社が提供するオンデマンド動画配信サービス「J:COMオンデマンド」をスマホで視聴した場合、その通信量はカウントされないという仕組みを持っている。そのため、自宅はもちろん外出先でも動画を思う存分楽しめるのだ

 またiPhone専用の「FREETEL SIM」は、月額299円(税抜)から使った分だけ料金が発生する仕組みを持ったSIMカード。このSIMは、AppStoreからアプリをダウンロードする際に発生する通信はカウントされない仕組みを持っている。ゲームを中心とする大容量アプリを外出先でダウンロード機会が多いユーザーなら多大な恩恵を受けられるはずだ。

特定のコンテンツに対して通信容量をカウントしない上記のSIMカードに対し、時間帯で区切っているSIMカードも存在している。スマモバがリリースしている「NIGHT PLAN」は、月2480円(税抜)で利用できる通話と通信が行えるSIMカード。深夜1時から翌朝9時までの時間帯ならLTEが使い放題となるのが特徴。仕事中はあまりスマホを使わず、帰宅後の深夜にスマホを使いことが多いユーザーなら格安と言えよう。ただし、他の時間帯は128Kbpsの低速通信に切り替わる。メールチェック程度なら問題なく利用できるが、動画視聴やWebブラウジングには適さない。

異例ともいえる総務省からの料金プランに対する介入によって大手3社と格安SIMの価格差が縮まることは必至。安さと通信の安定性はもちろん、様々なキャンペーンやユニークな料金プラン、特典が続々と出てくることが予想される。自分の用途に合った通信プランはもちろん、もっともお得になる特典を見つけ出すこともこれからのSIM選びの要素となりそうだ。  <文・写真/古作光徳>

参考 ハーバー・ビジネス・オンライン  2016.01.21

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