睡眠指針2014→健康づくりのため

2007年の厚生労働省国民健康・栄養調査によれば、国民の30人に1人は睡眠薬を服用しているという。

睡眠で休養がとれていない人は4人に1人、日中に眠気がある人も10人に1人、さらには、睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)などの睡眠の病気がある人も20~30人に1人いるという。

 そんななか、厚生労働省は4月、「健康づくりのための睡眠指針2014」を公開した。睡眠に関する指針の改定は11年ぶり。科学的根拠を示す解説とともに「睡眠12か条」を提案している。

たとえば、「若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ」、「勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を」「熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠」といった項目が12か条に入れられている。

2000年以降、睡眠の研究が進み、睡眠の重要性が医学的に明らかになってきた。睡眠には、心身の疲労を回復するはたらきがある。いいかえれば、睡眠時間の不足や睡眠の質の悪化は、生活習慣病のリスクになることがわかってきた。

また、不眠はうつ病のような心の病気につながること、睡眠時無呼吸症候群のような睡眠障害による日中の眠気はヒューマンエラーを引きおこすことも明らかになった。

「睡眠12ケ条」
1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

参考 WEDGE 2014.04.28

 

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