病気で働けなくなったら→安くカバーする

実は皆が入っている国民保険は、頼れる存在

病気で仕事ができなくなったら、収入が途絶えてしまいます。そうと思うと心配でたまりません。たくさんの保険料を支払うほどの余裕もないので、将来が不安です。何かよい方法はありませんか。

こんなご相談をいただきました。

3月28日土曜日発売のSuits春号でもいろいろと保険のお話をさせていただきました。その中で、少しだけ紹介した「国民年金」が、じつはとってもオススメなのです!

最近は、がんにかかっても入院期間は手術前後の2週間程度と短くなっています。退院後に抗がん剤治療などで通院しますが、その期間には個人差があり、何年も通う人もいます。

「仕事ができなくなったら収入がなくなる!」と思うと不安になりますよね。そこで、収入を保障する保険に加入したくなりますが、その前に、公的制度で使えるものはないか探してみると、意外と使えるのが「国民年金」なのです。

会社員であれば、病気やケガで休んだ時、会社の健康保険組合から「傷病手当金」が支給されます。休業すると給料が出ないことがあり、その場合、休んだ日から連続して3日間(待期)の後、3日目以降から、仕事に就けなかった期間、1年6か月まで支給されます

フリーランスで働いている人は、傷病手当金がありませんが、長期療養中の生活費を保障してくれるのが「障害年金」(障害基礎年金)なのです

「年金」というと、老後の生活を支えるお金のイメージがありますが、今、働いている世代でも、病気やけがなどで障害が生じて、仕事ができなくなった時などに、年金がもらえるのです

この「障害年金」は、眼や耳、手足などの障害のほかにも、がんや糖尿病、心臓病、高血圧症などの病気でも対象になります

年金は障害に応じて1~2級に分けられ、等級ごとに年間受け取れる額が決められています。会社員にも障害年金(障害厚生年金)があり、傷病手当金を受け取る期間が過ぎた後、もらえるように手続きをする人が多いようです。

1級(1年間で96万6000円、月8万500円)
他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態で、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲がベッドの周辺に限られるような方。

2級(1年間で77万2800円、月6万4400円)
必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても日常生活は極めて困難で、働くことで収入を得ることができないほどの障害。家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできてもそれ以上重い活動はできない方。

(※14年7月時点、日本年金機構のホームページより)

ただし、制度を利用するには、初めて医師の診療を受けた日から1年半以内に、「障害」と認定されることが必要です。また、初診日の月から前々月までに、国民年金の保険料を納めた期間が免除期間と合わせて、3分の2以上あるなどの条件があります。もっと制度の中身が知りたいという人は、役所の国民年金課などに訊ねてみましょう。

公的制度を把握すると、最小限の保険で足りることがわかります。さらに、国の使える制度や保険全体の概要が知りたい! という場合はSuits春号をご覧ください。

参考 Suits-woman.jp  2015.03.31

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