番茶と玉露→リラックスできるのは?

緑茶を飲んでホッと一息穏やかな気持ちになれるひとときです緑茶が健康に良い影響を与えてくれることは良く知られていますが、その中のひとつにリラックス効果があります。ところで、緑茶には色々種類がありますよね。渋めの「番茶」に、旨味のある「玉露」(ぎょくろ)。風味の違いはもちろんですが、含まれる成分も異なるため、リラックス効果にも違いが出るようです

◆番茶の渋み成分は「カテキン」

番茶は夏以降に収穫される三番茶、四番茶とよばれる茶葉を使う比較的安価なお茶で独特の渋みが特徴ですこの渋みのもととなっている成分がポリフェノールの一種であるカテキン抗酸化作用、内臓脂肪の増加防止、血圧、血糖値、血中コレステロール値の上昇の抑制など、カテキンの効果はよく知られていますよね。ただ、今回の主役はカテキンではなく、カテキンの前段階である「テアニン」です

◆玉露の旨味成分は「テアニン」

カテキンはテアニンが変化したものですお茶の木の根で生成されたテアニンは成長とともに葉へと移動し、日光を浴びることでカテキンに変化するのです渋みの成分であるカテキンが多いと、口当たりの良いお茶にはなりません。そこで、テアニンがカテキンに変化しないように、日光を遮る被覆栽培を用いますそのようにして育てた新芽を使ったお茶が「玉露」です。渋みが少なく、旨味成分が豊富なのが特徴です

◆緊張を和らげるテアニンの働き

テアニンはアミノ酸の一種で、旨み成分のひとつです。昆布に含まれる旨み成分に「グルタミン酸」がありますが、テアニンはグルタミン酸と構造が良く似ていますテアニンは緊張を和らげ、リラックス効果を持つ成分として注目されていますお茶を飲んだときに安らぎを感じるのは、このテアニンの癒し効果でもありますお茶には交感神経を優位にするカフェインが含まれていますが、テアニンの働きで興奮が抑えられていると考えられます。ただし、カフェインの含まれた飲み物を飲むと眠りづらくなる人は、就寝前5~6時間は控えたほうがいいでしょう

緑茶はどれも健康に良い影響を与えてくれますがリラックス効果を得たいときは、テアニンを豊富に含む玉露を選ぶのがよさそうです

参考 Mocosuku Woman 2015.10.03

 

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