現代人は魚不足!

健康に関心のある方、約1400人を対象に「週に何日、魚を食べるか」というアンケートを実施しました。その結果週に3日以上が「理想」と答えた方が88.3%。ほとんどの方が2日に1度は魚を食べるべきと考えています。ところが「現実」では、週3日以上魚を食べている方はわずか33.0%でした
さらに週2日以下しか食べないという方が62.2%もいるという驚きの結果となりました

魚食の「理想」と「現実」

事実、日本人の食は「魚」から「肉」中心に。

食品群別摂取量(全国:1人1日当り)

厚生労働省の調査によると、日本人の魚の摂取量は年々減少傾向に。2007年には、魚と肉の割合は逆転し、その後、差はますますひらいています
現代人はまさに魚不足魚ならではの栄養成分もあるため、注意が必要です。

一方、「青魚のサラサラ成分」への注目度は年々上昇!

DHA・EPAに関する学術論文数の推移

魚ならではの栄養成分。それは、「青魚のサラサラ成分」と言われるDHA・EPAです。近年、生活習慣のツケなどに有用な働きが期待される「オメガ3脂肪酸」に分類されます。世界の研究者たちからも注目されていて、学術論文の数は15年で3倍近くにも。DHA・EPAは、人の体内ではつくられにくいため、魚などから摂る必要があり、健康な毎日に欠かせない大切な栄養成分なのです

毎日、摂りたい! 青魚のサラサラ成分「DHA・EPA」。でも、その「摂り方」には注意が必要!

↓

魚料理を増やしても、DHA・EPAを摂るのは難しい?

調理方法ひとつで、DHA・EPAは大幅に減少…

焼物約20%減 美味しそうに滴り落ちる脂。実はDHA・EPAが流れ出している・・・ 揚物約50%減 揚げ物は特に要注意!DHA・EPA量はなんと半減・・・

DHA・EPAは、熱に弱く、溶け出しやすいため、調理方法によっては、魚から大量に流れ出してしまい、せっかくの大切な栄養成分を逃してしまいます
例えば、お刺身など生の魚から摂ることのできるDHA量を100%とした場合、焼魚にすると約20%減少、揚げ物にすると約50%も減少してしまうのです

酸化(劣化)しやすく、せっかく摂ってもパワーダウン…

酸化のイメージ

新鮮な青魚の魚油であるDHA・EPAは、とてもデリケート
実は、酸化(劣化)しやすいという弱点があるのです。酸化とは、空気に触れることで物質に酸素が化合する反応。例えるなら釘が錆びてしまうようなものです。
一度、酸化してしまうと、DHA・EPAは、本来のパワーを発揮できなくなってしまいます。では、空気に触れさせなければいいのか、というとそうではありません。実は人の体の中でも、酸化(劣化)は進んでしまうのです。つまり、青魚を毎日きちんと食べたとしても、そのパワーが十分に発揮されるとは限らないのです

食と「健康」を科学する  2016.03.19

images-3-48-150x150images

【関連する記事】