燃費データ不正→スズキが国交省に報告

自動車燃費データ不正問題で、スズキは31日、ワゴンRなどの燃費試験用データの測定環境や数値を偽装して国側に提出していたことを明らかにした。鈴木修会長は同日、国土交通省に報告した上で会見し謝罪したが、進退については明言を避けた。スズキで再測定した結果、燃費性能に問題はなく、生産・販売は継続する。国交省は全容の解明を改めて指示した

スズキは会見で、自社で生産・販売した車両で違法測定があったのは、当初の16車種から14車種に訂正。「ジムニー」「ジムニーシエラ」「エスクード2・4」で違法測定はなく、逆に生産が終了した「アルトエコ」で新たに違法測定が見つかった。他社に提供している12車種を合わせると計26車種で、計214万台に上る。

燃費試験用データの「走行抵抗値」を法令に基づく方法で再測定した結果、いずれも燃費性能はカタログ記載値より良かったことから、生産・販売は続ける

走行抵抗値の測定では、法令に違反し、タイヤやブレーキなどを個別に実施した上で積み上げていたが、燃費試験の申請書類には法令通りにテストコースで測定した日や場所、天気、風速、気温などを記載さらに、走行抵抗値から走行時間を机上で逆算して記載した。鈴木俊宏社長は「つじつまを合わせるためだった」と隠蔽(いんぺい)目的だったことを認めた

違法測定は、開発部門の5つのチーム長全員や燃費担当の部長らが関与。別部門の法規認証部は走行抵抗値を確認していなかった。

産経新聞2016.05.31

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