熊本地震→馬肉の生産にも大きな影

熊本地震は、全国一の生産量を誇る熊本産の馬肉にも大きな影を落としています。ある製造・販売の大手では、工場が深刻なダメージを受けるなど、復旧のめどは立っていません

熊本・御船町にある馬肉製造販売最大手の「千興ファーム」
馬肉の生産から製造加工まで、一貫して行っていた。
しかし、相次いだ地震で、馬に必要な水を供給する水道管が数カ所で破損
被災から、ひと月が経過した今でも、復旧が追いつかず、出荷は完全に停止したままになっている
千興ファームの菅 浩光社長は「畜舎を見てもらえればわかる通り、地盤がゆがんでいる部分があって、畜舎自体が割れたり、ひびが入った部分が多くある」と話した

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工場も、大きな被害を受けた。
食肉センターへ通じる通路は、床が抜けるおそれがあるため、立ち入り禁止となっていた。
地震直後に撮影された、食肉センターの写真。
空調設備が、ぶら下がっていて、天井には大きな穴が開いていた。
また、食肉センターの隣にある製造ラインは、普段ならば多くの職員が、整然と作業に追われているが、今は、時が止まったかのように、静まり返っていた。
菅社長は「壁が剥がれている部分が一番目立つが、衛生管理をしっかりとした生食の工場なので。壁が1つ崩れるだけで、空気の流れが変わるので、工場再開は、至難の業…」と話した
取材中にも余震があり、依然として、余震が起き予断を許さない状況が続いている。
事務所の入る建物も、側壁がはがれ落ちるなど、大きなダメージを受けていて、出荷ができない今、消費者への影響が懸念されている。
菅社長は「全国的に供給してきた経緯もあり、供給がストップになると、その間、お客さんは不安になる。一般消費者に与える不安は大きい」と話した
馬肉のと畜数が県内のおよそ5割を誇る千興ファームの菅社長は、「出荷を再開することは、私たちの責務」だと語る
菅社長は「共に手を取り合って、頑張っていくしかない」と話した。

最終更新:5月15日(日)1時56分

Fuji News Network2016.05.15

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