熊本地震→阿蘇噴火、関連ない

16日に起きた阿蘇山の小規模噴火について、気象庁は「一連の地震活動とは直接関連がない」との見解を明らかにしただが揺れによって誘発された可能性もあり、今後の推移を注意深く監視する必要がありそうだ

 阿蘇山は16日午前8時半ごろ、中岳第1火口で噴火した。噴煙の高さは約100メートルと小規模だった。約5時間前の午前3時すぎには、北東側でマグニチュード(M)5・8の地震が発生し、阿蘇地方で最大震度5強の揺れを観測していた。

阿蘇山では3月4日にも高さ千メートルの噴煙を観測したことなどから、気象庁は「これまでと特段の変化はない」としている

東大の藤井敏嗣名誉教授(マグマ学)は「噴火が地震に誘発されたのかは現時点では判断が難しい」とした上で「一般的に大きな地震の後に噴火が誘発される可能性がある。今回は直接の関係はなさそうだが、否定はできない」とする

今回は地震の震源が移動しながら活発化しているため「影響が阿蘇山だけでなく他の活火山にも波及し、活動が活発化する可能性がある」という

東大地震研究所の中田節也教授(火山学)も「証明は難しいが、地震に誘発された可能性はある」と指摘。ただ、阿蘇山は平成26年から噴火しており「一連の活動の最終章にあった。いわば気の抜けた状態で、今後、大規模な噴火にはならないだろう」との見方を示した。

産経新聞2016.04.17

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