澁谷工業→細胞の培養、加工に参入

澁谷工業(金沢市)は、再生医療に使われる細胞の培養や加工事業に参入するiPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使った再生医療を研究している大学、病院から細胞の培養や加工を引き受け、同社の森本工場(金沢市)内に設けた施設で手掛ける医療機関は同社に加工を委託することで、大規模な設備投資を行わなくても研究・開発ができるようになる

 7月16日付の組織改正で、再生医療システム本部内に細胞加工培養部を新設し、スタッフ4人を配置する。

 同社は従来、ロボット細胞培養システムやバイオ3Dプリンターなどの装置を大学などに納入し共同で再生医療関連の研究開発を行ってきた今回、これまで蓄積したノウハウを生かし、装置の販売に加えて細胞の培養や加工を事業として展開することにした

 澁谷工業によると、再生医療の臨床研究や治療では、数多くのiPS細胞などを安全で均一な品質で培養する必要があり、コストダウンが課題となっている同社は自社の技術を活用し、細胞の受託加工や大量培養のニーズに応えていく方針だ

 2、3年後には、細胞の培養・加工事業で20億~30億円の売り上げを目指す再生医療システム本部長を兼任する澁谷弘利社長は「機械だけでなく、細胞加工も大きなビジネスにしていきたい」と強調した

参考 北國新聞社 2015.06.30

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