深海12000開発→2023年運用開始

世界最深の1万2000メートルまで潜航できる次世代の有人潜水船「しんかい12000」の開発構想が本格的に動き出す

現在の圧力殻はチタン合金製だが、次世代船では世界初となる強化ガラス製などを検討している。現行船は小さな窓から外をのぞく。操縦室が透明なガラス張りになれば視界が飛躍的に広がり、操作や調査の効率アップは確実だ

現在の船内は非常に狭く、搭乗員がぎゅうぎゅう詰めの状態で、1回の潜航時間が8時間にとどまる一因にもなっている。圧力殻を2つにすれば、24時間以上の潜航も可能になる。短時間の潜航なら、休憩用のスペースに、さらに研究者2人を搭乗させて5人乗りにすることもできる。圧力殻を増やしても、全長は現行より短くするという。

次世代船を開発する背景には国際競争の激化もある。水深6千メートル以上の超深海の有人調査は長く日本の独壇場だったが、資源探査のため各国が続々と参入。潜航深度6千メートルの有人船は既にフランス、ロシアが開発済みで、米国も現行船を6500メートルに改造して試験中だ。2012年には7千メートルの中国の「蛟竜(こうりゅう)」が登場し、日本は世界一の座を明け渡した

建造費を300億円と試算し、2023年の運用開始

しんかい6500が1989年に完成してから、すでに25年

参考 産経新聞 2014.05.26

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