深刻な食糧不足→ベネズエラ

 長引く原油安と機能不全に陥った統制経済の影響で、南米の石油産出国ベネズエラが深刻な経済危機に直面している
マドゥロ政権に批判的な立場をとる同国の3つの大学が最近行った調査では、87パーセントの回答者が、食料を買うのに十分な収入がないと答えている。1500世帯で食事に占める炭水化物の量が増え、12パーセントが一日3食食べていないと答えている

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ベネズエラは故チャベス大統領の下で貧困層対策として、基礎食料などの価格を低く統制した結果、貧困層の食生活向上に一定の成果を上げた
しかし、マドゥロ政権に代わると石油価格の急落で財政悪化や物資不足が深刻化。加えて、干ばつによる電力不足で一段と深刻な状態に陥っている。電力消費削減を目指す政府は公務員に対し、暫定的に週2日の出勤を指示しているが、その一方で、マドゥロ大統領の反対派は国民に大統領罷免投票を呼び掛けるなど、ベネズエラは今まさに政治的、経済的な危機に瀕している

(ベネズエラ、カラカス、4月27日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

ロイター2016.04.28

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