海自艦→ベトナム要衝寄港

練習航海中の海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」が12日、南シナ海に面するベトナムの軍事要衝カムラン湾の国際港に寄港した在ベトナム日本大使館によると、海自艦船が同湾に入港したのは初めて

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カムラン湾は中越などが領有権を争うパラセル(中国名・西沙)、スプラトリー(南沙)両諸島に比較的近い寄港は、日本とベトナムが連携し、人工島建造などで南シナ海の軍事拠点化を進める中国を牽制(けんせい)する狙いがある寄港中、共同操艦訓練などを行う

カムラン湾は冷戦期には旧ソ連が東洋最大の海外拠点を構え、2002年のロシア軍撤退以降はベトナム海軍が基地を置くが外国船の入港は厳しく規制されていた

昨年11月、中谷元・防衛相とベトナムのフン・クアン・タイン国防相(当時)が、カムラン湾への海自艦船寄港で合意同湾に今年3月、外国の大型艦船や民間船舶が利用できる国際港が開港し、今回の寄港が実現した

中谷氏は12日の記者会見で、「わが国にとって南シナの航行の自由やシーレーン(海上交通路)の安全確保は重要な関心事項だ」と指摘。「今後も米国や豪州とも連携しつつ、南シナ海周辺国との関係強化に向けた努力を積み重ねたい」とも強調した

一方、中国外務省の陸慷報道官は12日の定例記者会見で、中国を念頭に置いた行動であれば「反対せざるを得ない」と牽制した

産経新聞 2016.04.13

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