沖縄本島沖で鉱物1千㌧試掘

資源エネルギー庁は2017年度に、深海の海底で見つかった亜鉛や銀などの鉱物の採掘試験を行う方針を決めた

 沖縄本島沖の水深約1600メートルの海底で、1000トン規模の資源回収を目指す。同庁によると、深海に眠る鉱物を大規模に採掘するのは、世界でも例がないという

日本の近海では近年、埋蔵量が豊富な海底鉱床が相次いで見つかっている国内では、金を産出する菱刈鉱山(鹿児島)が、商業規模で操業する唯一の金属鉱山だという自動車や家電を作るのに欠かせない鉄や銅、亜鉛などの鉱石は全て輸入頼りだ今回の採掘試験は、今後の商業採掘の実現に向けた第一歩となる。日本が「資源小国」の肩書を返上するきっかけになる可能性もある

沖縄本島から北西約100キロ・メートルにある「伊是名海穴(いぜなかいけつ)」で見つかった海底鉱床で採掘する。独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」が開発した採鉱機2台を用いる16年度に掘り出した鉱物を海上の作業船にパイプで引き揚げる専用ポンプを開発し、17年度中に採掘を行う2~4週間かけて毎日100トン前後の鉱物を採掘する計画で、費用は150億~200億円に上る見通しだ

参考 読売新聞 2015.06.27

【関連する記事】