水道トラブルの投函チラシ→なぜふえる

自宅の郵便受けによく入っている「水のトラブルすぐ解決!」「トイレのつまり、水漏れはお任せください」「24時間365日対応」といったチラシ

どれも裏側がマグネットになっていて、冷蔵庫などに張れるようになっている。コストもかかるだろうに、減るどころか年々数が増えているような……。

「実際に数は増えていますね」と言うのは、厚生労働省健康局水道課の担当者。

「家庭の水道を工事したり修理したりする会社のことを、正式には給水装置工事事業者といいます。

1996年に水道法の規制緩和があり、水道事業者の給水範囲内に事業所を有するなどの参入要件が見直され、一定の条件を満たせば、どの地域でも営業していいことになったんです。それ以降、業者の数は増加の一途をたどっています」

規制緩和前は全国で約2万3400社(給水区域内指定事業者数)だったが、2012年度末には約4万6800社に倍増。2013年度末は約7万5000社と、まさに右肩上がりだ。

全国でも特に多いのが東京である。都内に本社を置く区域内指定事業者だけで4400社。本社は都外だが都水道局の指定を受けている区域外指定業者1000社を合わせると5400社にも上る。

東京都水道局給水装置係長の佐山利倫さんはこう言う。

水道契約数が700万軒と全国的に見てもダントツに多いからです。水道が多ければトラブルも多い、仕事も多いから業者が増える、という図式です」

■クレームも後絶たず

業者が増えれば、料金が下がるなどメリットも増えそうだが……。

そうとは限りません。水漏れやトイレの詰まりなどのトラブルは昼夜選ばず突然起きます。しかも一刻を争うという状況なので、どうしても事業者に有利な契約が結ばれがち。そのため、『思っていたより高額な代金を請求された』『必要以上の修理をされた』といったクレームが後を絶たないんです」

実際、国民生活センターには、昨年度1年間で1323件のクレームが寄せられている。ただ、自ら業者を呼んだ場合、最初に内容と金額に合意していたら、たとえほかより割高だったとしても、後から契約を解消するのは困難だそうだ。

「まずは水道の元栓を閉め、落ち着いて判断しましょう。緊急でなければ、24時間対応でない地元業者に頼むのが、安上がりだったりします

参考 日刊ゲンダイ 2014.12.14

規制緩和前自宅の郵便受けによく入っている「水のトラブルすぐ解決!」「トイレのつまり、水漏れはお任せください」「24時間365日対応」といったチラシ。どれも裏側がマグネットになっていて、冷蔵庫などに張れるようになっている。コストもかかるだろうに、減るどころか年々数が増えているような……。

「実際に数は増えていますね」と言うのは、厚生労働省健康局水道課の担当者。

「家庭の水道を工事したり修理したりする会社のことを、正式には給水装置工事事業者といいます。1996年に水道法の規制緩和があり、水道事業者の給水範囲内に事業所を有するなどの参入要件が見直され、一定の条件を満たせば、どの地域でも営業していいことになったんです。それ以降、業者の数は増加の一途をたどっています」

規制緩和前は全国で約2万3400社(給水区域内指定事業者数)だったが、2012年度末には約4万6800社に倍増。2013年度末は約7万5000社と、まさに右肩上がりだ。は全国で約2万3400社(給水区域内指定事業者数)だったが、2012年度末には約4万6800社に倍増。2013年度末は約7万5000社と、まさに右肩上がりだ。

 全国でも特に多いのが東京である。都内に本社を置く区域内指定事業者だけで4400社。本社は都外だが都水道局の指定を受けている区域外指定業者1000社を合わせると5400社にも上る。

 東京都水道局給水装置係長の佐山利倫さんはこう言う。

「水道契約数が700万軒と全国的に見てもダントツに多いからです。水道が多ければトラブルも多い、仕事も多いから業者が増える、という図式です」

■クレームも後絶たず

 業者が増えれば、料金が下がるなどメリットも増えそうだが……。

「そうとは限りません。水漏れやトイレの詰まりなどのトラブルは昼夜選ばず突然起きます。しかも一刻を争うという状況なので、どうしても事業者に有利な契約が結ばれがち。そのため、『思っていたより高額な代金を請求された』『必要以上の修理をされた』といったクレームが後を絶たないんです」

実際、国民生活センターには、昨年度1年間で1323件のクレームが寄せられている。ただ、自ら業者を呼んだ場合、最初に内容と金額に合意していたら、たとえほかより割高だったとしても、後から契約を解消するのは困難だそうだ。

「まずは水道の元栓を閉め、落ち着いて判断しましょう。緊急でなければ、24時間対応でない地元業者に頼むのが、安上がりだったりします」(前出の佐山さん)

参考 日刊ゲンダイ 2014.12.14

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