気管支炎から肺炎に

風邪を引き起こすウイルスや細菌が気管支に入り炎症を起こすと気管支炎となり、さらにそのウイルスや細菌が肺にまで到達すると肺炎となります肺炎になっていることに気がつかずに放置していると、重症化させてしまうことがあります。ここでは、気管支炎と肺炎の状態の違いと見分け方について解説していきます。

 

■気管支炎と肺炎の違い、見分け方

空気中を漂うウイルスや細菌がのどや鼻の粘膜から体内に入り、咳や鼻水などの症状を引き起こすのが「風邪」です風邪の場合は比較的症状が軽めですが、それに痰(たん)の絡んだ咳が出るようになると、気管支炎と診断されます

ウイルスや細菌が気管支に入り、炎症を起こした状態が気管支炎で気管支の粘膜に炎症が起こって痰の量が増えるため、ゴロゴロといったような痰の絡んだ咳が発生します。ほかにも、首や背中、関節が痛んだり、下痢や嘔吐をともなったりする場合があります

一方、肺炎になると激しい咳に加え、胸の痛みや高熱などの全身症状が見られるようになります。特に、黄色や緑がかった痰が見られるときは、体内で炎症が起きていると考えられます。また、風邪の場合、通常発熱しても3日ほどで下がりますが、4日以上発熱や咳が続く場合は肺炎を起こしている可能性があります

 

■レントゲン写真での違い、見分け方

肺炎になっているかどうかの診断は、胸部レントゲン写真でできます。

気管支炎の場合は胸部レントゲン写真ではっきりとした陰影は認められず、ほぼ正常かやや気管支の周りに陰影が認められる程度であるのに対し肺炎の場合は胸部レントゲン写真を撮ると、はっきりとした陰影が現れます

肺炎で見られるこの陰影は気管支に起こっていた炎症が気管支周囲の肺など広範囲に広がり、形成されたものです

肺炎は風邪をこじらせるだけでなく、突発的に起こることもあり、マイコプラズマなどの強力な菌によって起こることもあります激しい咳や高熱、粘着性のある色のついた痰、胸の痛み、呼吸困難、倦怠感など、肺炎に見られる症状が現れたら、病院を受診してレントゲン撮影などの検査を受けるようにしましょう

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