死後の世界はある?→外科医が確信

人間の魂は、死んだ後にも存在するのでしょうか?

昔から、人間はこの謎に挑んできました。

人が亡くなると、ガスや水分などが蒸発する以上に体重が減るという報告は19世紀からあり、これが「魂の重さ」ではないかと考えられています

臨死体験の報告は数多く、そこには大きな共通点があることから、脳科学的に解明しようという動きも盛んです

◆20年以上、謎を追う立花隆さん
昨年の9月13日、NHKスペシャル「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」という番組が放送されました。

1994年に「臨死体験」という著書があるジャーナリストの立花さんは現在、がんを患っていて、死を意識する立場からもう一度、臨死体験を取材したのです。

立花さんは、ハーバード・メディカル・スクールに在籍中に200本以上の論文を発表し、世界的にも認められた脳神経外科医のエベン・アレクサンダー博士に会いに行きました。

以前は臨死体験を否定していた博士は、54歳のときに7日間こん睡状態に陥ったときに鮮明な臨死体験をして、2012年に「プルーフ・オブ・ヘヴン」という本を書きました

◆脳科学的には見えないものが見える
アレクサンダー博士が自分の昏睡中の7日間の脳の状態を調べたところ、「言語」や「認識」を司る大脳皮質が機能していなかったことが判明しましたこの状態では、幻覚を見ることもできなかったのです

そこで、自分が見たものは死後の世界だと考えました

向こうの世界で会った女性が、生まれてから一度も顔を見ることもなく亡くなっていた実の妹だとわかり、博士の確信は強まりました

◆死後の世界にお国柄はある?
魂が体から抜け出し、上から自分の体を見下ろしていた」という体験は、国を問わずに報告されています

トンネルを抜けると、美しい花畑があり、川が流れていた。その向こうには亡くなった親しい人たちがいて、『まだこちらに来るな』といわれて、意識が戻った」というのが、日本の定番です

アレクサンダー博士は、暗闇の上に美しい光が見えて、その世界を飛んでいたといいます

トンネル」「安らぎ」「亡くなっている親しい人に会う」は多くの民族で共通しています

現世と彼岸を隔てるのは日本では「三途の川」ですが、アラブ地方では「燃える砂漠」、ポリネシアでは「荒れた海」、スコットランドでは「断崖絶壁」と、違いがあるそうです

◆死後の世界の一歩手前
赤川次郎さんの「夢から醒めた夢」は、死後の世界の一歩手前に行った少女を主人公にした子供向けの物語です。
母一人子一人で事故死した少女が、「もう一度お母さんに会って別れを告げたい」というので、一日だけ入れ替わるというお話です。

リアルな臨死体験ではないのですが、命の大切さを伝えてくれる作品です。劇団四季では1987年にミュージカル化して、繰り返し上演されています。機会があれば、ぜひ見ていただきたい作品です。

参考 Mocosuku編集部  2015.04.28

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