死を招く痔の原因4つ

皆さんはお尻に違和感を覚えたことがありますか? あるデータによると日本人の3人に1人が痔にかかっているそうです。人に見せるのが恥ずかしい部分なだけに、病院へ行かず放置している方も多いかもしれません。しかし痔の症状によっては、恐ろしい事態を招いてしまう可能性があるのだとか。そこで今回、横浜の内科クリニックに勤務している小田切先生から、痔について詳しく伺いました。

痔はおもに3つのタイプがあります。肛門の組織が大きくなってしまった状態のイボ痔、肛門が切れて出血する切れ痔、肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る痔ろうです

さらに先生は痔を放置することの恐ろしさをこのように語ります。

痔の中でも特に、痔ろうは手術しなければ治りません感染を繰り返す状態で何年も放置し続けると、最悪の場合、そこからガンが発生することがわかっています

種類によっては最悪ガンになってしまうという痔。近頃は生活習慣の乱れなどにより痔の方が増加していると聞きます。そこで今回は病気を未然に防ぐためにも、痔になってしまう原因4つを引き続き先生にお聞きしました。

■1:免疫力の低下

肛門は細菌が常に通る場所であり、免疫力で炎症などを抑えていますしかし疲労やストレスが重なって免疫力が低下していると、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなり痔の原因になってしまうのです

■2:ストレス

ストレスもまた免疫力の低下に繋がりますが、それ以外にも、便秘や下痢を引き起こします硬い便が肛門を傷つけたり、下痢便が肛門を通過する時に、肛門腺に細菌が入り込む危険性があるので、痔を防ぐためにはストレスを溜めないことが大切です

■3:辛い食べ物

「辛いものが好きという方も多いと思いますが、辛い食べ物の中でも唐辛子は体内に吸収されずに、そのまま便として排出されますその際、肛門が刺激されると炎症が起こりやすくなるため、痔の原因になります

■4:アルコール

「少量のアルコールならば問題ありませんが、飲みすぎは良くありません。確かにアルコールの効果で動脈が広がり、体の血行は促進されますが、肛門付近の血管には必要以上の血がたまってしまい痔の原因となる“うっ血”が起こりやすくなるのです

いかがでしたか? 男女共に多いのが切れ痔やイボ痔ですがガンを引き起こしてしまう痔ろうは男性に多いそうです。その理由は排便の際にいきむ力が強いことで、細菌が肛門腺に入りやすいからだと言われていますもしお尻に異常を感じた場合は、悪化しないうちに診察を受けるようにしましょう

参考 nikkan Care.ism 2015.06.20

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