横浜→大型マンション傾く

横浜市都筑区の大型マンションで、施工不良から建物が傾き、国土交通省や横浜市が建築基準法違反の疑いもあるとみて本格的な調査に乗り出した問題について、14日、マンション管理組合の理事という男性が、事業主の三井不動産レジデンシャルに対し「昨年から指摘しているのに、ずっと無視され続けた」と批判した

男性は昨年9月ごろ、傾いた11階建てのマンションの棟の廊下の手すりが、渡り廊下でつながる別棟の手すりより約2センチ、床が約1・5センチ低くなっていることを知った「昨年からずっと指摘していたが、初めは『東日本大震災の影響だ』とはね付けられ、施行記録も見せてもらえなかった」と三井不動産側の対応を明らかにした何度も訴えたところ、今年2月になって、同社はようやくボーリング調査が開始。基礎工事で打ち込むくい8本が、地盤の強固な支持層に約3メートル達していなかったことが判明した

男性は「個人的には、昨年の時点でマスコミにすべて話したかった。誠意ある回答がないことに憤りを感じる」と厳しい表情。「震度7にも耐えられるというが、本当に安全なのか」と疑いは消えない様子だった

一方、傾いた棟の1階に住む男性(81)は、約1か月前から玄関の扉が閉まりにくくなった。「部屋を貸して生計を立てている人もいる。他の3つの棟への風評被害が心配。ちゃんと補償してくれるのか」と不安そうに話した。男性が参加した13日の住民説明会には、約80人の住民が集まった。出席した三井不動産側の常務取締役が「元に戻すためには、1、2年かかる」と説明すると、住民からは「全力あげて直せ」と怒号にも似た声が飛び交ったという

JR鴨居駅から徒歩10分。男性は「ららポート横浜」に隣接したマンションの利便性を考えて新築で購入したという。「8年後にこんなことが発覚すると思わなかった」と残念そうに話した

三井不動産側は「お客さまに対しては誠意を持って対応する」(広報担当者)としている

参考 スボー報知 2015.10.14

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