植物の受精卵→成長を生きたまま観察

植物の受精卵が細胞分裂し、成長していく様子を生きたまま観察することに、名古屋大の栗原大輔特任助教(植物発生学)らのチームが成功した動物の場合は生きたまま受精卵を採取することが可能だが、植物はめしべの奥深くにあるため取り出しは難しく、生きたままの観察は世界で初めてとしている。チームは「植物の再生メカニズムの解明や、育種・培養技術に応用できる可能性がある」と話している

チームは、シロイヌナズナから取り出した受精卵を、糖の一種「トレハロース」を用いて培養すれば生きたまま成長させることができることに注目受精卵が分裂を繰り返しながら成長する過程を、高感度の顕微鏡を使って観察することに成功した

さらにチームは、受精卵が葉っぱや茎のもととなる「頂端細胞」と、へその緒のように栄養補給する役目がある「基部細胞」に分裂した直後に、頂端細胞を特殊なレーザーで破壊して観察した。その結果、基部細胞が頂端細胞へ再生して補う様子が確認された

栗原特任助教は「植物の驚くべき再生能力が明らかになった一度運命が決まった細胞がどのように変化しているのか、詳しい仕組みを解明したい」と話している

参考 毎日新聞 2015.07.11

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