核エネルギーは石油の1万倍以上

化学反応は原子や分子が核外電子を取り合っておこります。

これに引換、核反応はそれよりもミクロの世界で、反応によって原子核の持つ質量の一部をエネルギーにかえるものです。

核分裂反応にせよ、核融合反応にせよ、核反応前後の質量差がエネルギーとして解放されますから、化学反応に比べて桁違いのエネルギーが発生します。

例えば、高速増殖炉サイクルの場合天然ウラン1トンは石油140万トン、石炭は220万トンと同量のエネルギーとなるそうです。

軽水炉(プルサーマル)ならば、天然ウラン90トン。

石油・石炭にしましても、陸上から確保できる天然ウランも限界がありますが、海中にはウラン資源やトリウム資源が40~50億トンもあるといわれておりますので、将来、安定的なエネルギー資源として海中の資源を利用する高速炉の研究は必要とのことです。

将来の資源確保と環境保全を同時に達成するには、海に眠るウラン238を資源化する必要があり、その科学的可能性はほぼ目途がたっているとのことです。

参考

原子力のほんとうの話

著者 藤家洋一

出版 株式会社 産経新聞出版

 

【関連する記事】