東南アジアの「高速鉄道計画」→問題点

中国メディアの観察者は7日、日本と中国がタイの高速鉄道プロジェクトをめぐって競争を繰り広げていると伝え東南アジア諸国のなかには中国による政治的干渉を警戒している動きもあることを伝えた

記事は、日本と中国が数年前から東南アジアの高速鉄道プロジェクトの受注合戦を繰り広げていることを伝えその目的は「高速鉄道受注を通じて東南アジア経済の主導権を得ること」だと主張。一方、東南アジア諸国の複雑な政治関係や経済バランスの違いによってプロジェクトをまとめることに難航していると論じた

続けて、タイで軍事クーデターが起きる前、中国とタイは高速鉄道とタイ産のコメを物々交換することで合意していたとし、「タイの高速鉄道は中国の昆明を起点とし、シンガポールを終点とする鉄道路線の1路線になると見込まれていた」と指摘

一方、タイで軍事クーデターが起きたことによって、中国と高速鉄道建設で合意していた政権が倒れてしまったとし、タイの高速鉄道プロジェクト計画も大きな変更を迫られ、タイでは発注先などを含め、今なお結論が出ていないと論じた

続けて記事は、近年はベトナムやタイ、インドなど中国の周辺国は中国の高速鉄道輸出に対して警戒心を見せていると伝え中国と高速鉄道で結ばれることで「政治的干渉」が生まれる可能性を警戒していると指摘

さらに、高速鉄道で他国と結ばれることは経済的な視点ばかりではなく、政治的・社会的・安全保障などにおいても検討が必要でありリスクも決して小さくないと論じたうえで、「ミャンマーが中国との鉄道計画を撤回したのもこうした理由だ」と論じた

参考 サーチナ 2015.04.13

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