札幌駅の新幹線ホーム→300㍍東側案

JRが打診、市や機構は反発

 2030年度までに延伸する北海道新幹線の札幌駅の位置問題で、JR北海道が、現駅東側の創成川通を東西にまたいでホームを建設する「東側案」を建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構や札幌市に打診していたことが分かった。ホーム中心が現駅を活用する認可案に比べ300メートル以上東側に移動することになる。機構や市は乗客の利便性が低下し、札幌駅前再開発にも影響すると反発している。市はコンサルタントによる調査・検証を通じて、あらためて認可案の優位性を訴えていく構えだ。

協議長期化の可能性も

 JRは従来、東側案も検討中だと説明してきたが、概要が判明したのは初めて。昨年夏にはJRが新幹線ホームを現駅の300メートル前後西側に建設する案を検討していたことが判明機構や市、道内経済界が反対し、JRは断念した

今回明らかになった東側案は、札幌市中心部の西1丁目から東2丁目にかけて創成川通をまたぐ形で新幹線ホームを建設するもの。現行のH5系車両は1編成10両の全長が253メートルで、新幹線ホームを造る場合、260メートル超もの長さが必要になることも大きい。ただ、西側案と同様、現在の札幌駅との一体性を損なうだけに現状では理解を得られる見通しはなく、JRと機構、市側の協議は長期化する可能性もある

北海道新聞2016.05.09

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