本気で結婚したいなら→アラサーのうちに

結婚したーい!」
年頃の女性からよく聞くセリフだが、さてどれだけ本気なのだろう? 周囲の結婚ラッシュに慌てての本気発言もあるだろうし、とりあえず羨ましそうにしておけば場が収まるか、と事なかれ主義的な発言もあるかもしれない
ただ、あなたがアラサーなら、これを機会に本気で考えてもらいたい! アラフォーに突入してからでは手遅れな色々があるからなのだ(筆者38歳、バツイチ)卵子はどんどん老化していき妊娠の可能性は減っていくし婚活市場には常に若者の流入がさかんそこにはもちろんかわいくて若い20代も含まれる。「若さだけが魅力だと思う男なんてこっちから願い下げ!」そう思う向きもあろうが婚活に突入してしまえば、ひとまず年齢でばっさり切られ出会いの機会は激減(!)。その前に、本気で一度“結婚”と向き合ってほしい完全に老婆心である

●結婚に本気なら、毒舌は捨てよ!

友人のSさん(32)は「いい人いたら紹介してくださーい」が口癖の独身女性。絶賛婚活中だがなかなか出会いがないと嘆く。「合コンも頑張ってるし銀座のナンパされやすいって評判のバーにも通っているし、ナンパされた相手とも会ってみたりしているんですけど、みんなイマイチなんです。」Sさん曰く、そういう場所では好みのタイプには全く出会えないそう。では好みのタイプとは?「きちんと働いていて、同世代で、私との結婚を真剣に考えてくれる人」なるほどハードルはそんなに高くない。高くないけど婚活の方向性が違うのではないか…。さらに、Sさんはかわいらしい外見ながら毒舌がすさまじく、本性がばれるとギャップに男性が及び腰になること多し元彼を評して「全然私を引っ張ってくれない、自主性がない。稼ぎも少ない」と。上司を評して「性格も頭もいいかもしれないけど、外見がちんちくりんで男として見られない」…若いうちは許されてもそろそろ笑って許されないお年頃ですよ、Sさん。もしかして私のこと? とドキッとした人に読んでほしいのは…

「冷恋婚活~私に彼氏がいない理由~」ブログを基に書籍化された、著者の婚活奮闘記『冷恋~29歳で結婚したかった私の本音~』(リベラル社:編、すぎやまえみこ:イラスト、たえ:原作/星雲社)。

地方在住のOLたえが合コン、婚活サイトで様々な男性と出会い、バサバサと切っていく、もしくは惚れても振られるという全過程が描かれている本書女子会でお馴染みの男の品評会が紙上で繰り広げられ、悪口炸裂なのだハゲ、マンボウ、鼻と口が離れすぎの人、(サルっぽい顔の人を評して)進化の途中…名づけ方は特徴をつかんでいて面白いけれど、こうしたら結婚どころか彼もできませんという駄目な行動例がこれでもかと出てくる外見でシャットアウトできるほど29歳は婚活市場で優位ではないのに…最後には不細工すぎて「ドブサイク」と名付けた彼に惚れられるほどになるが、結局振られて今も一人…という、反面教師にぴったりの1冊

女性が結婚したい理由の上位に「子供がほしいから」という項目がたいていランクインするが、どういうことを意味するのか…。例えば35歳で出産しようとしたら…34歳で妊娠していなくてはならず、仮に結婚と同時に妊娠したとしても結婚まで1年様子はみたいそうすると33歳には結婚相手になる人と交際をスタートしていないといけない計算もしこれを読んでいるあなたが30歳を過ぎていて、現在彼氏なしだとしたら…のんびりしていられないのだ彼を作るところからスタートし、その相手と結婚、出産に至るとも限らないから、とにかく色んな出会いの可能性を広げておいて損はないそのうち彼氏ができるなんて思わないで、あらゆる手を使うことをお勧めします。とあるNさんはこのことに29歳で気づき、いち早く結婚相談所に登録。妊活と婚活込みで活動して見事31歳で結婚、今や一児の母。婚活も仕事と同じでスケジュールを切ってタスクをさくさくこなす。TO DOリストをこなしていくのですそんな辛い婚活のあれやこれやを疑似体験できるのが『婚活1000本ノック』(南綾子/新潮社)だ

著者本人の婚活体験にもとづき、これでもかとばかりにあらゆる婚活に挑戦する主人公(ほぼ著者)。打ちひしがれたりやる気をなくしたり、諦めそうになったりもするけれど最後は…という成長物語。変わっているのが「婚活1000本ノック」をしてくれるのが、やり逃げされた男の幽霊だということ。現世にやり残したことがあり、成仏できずにいる幽霊という設定なのだ。「生理的に受け付けない」と髭の濃い相手に嫌悪感を抱く主人公を「そんな生理は捨てろ!」と叱ったり、自分にとってなにが大切なのか諭したり。そうはいっても生理的に無理な人とあれやこれやはできないんですけどね…結婚するためにどこまで譲ることができるか? 自分の妥協点はどこか? 主人公とともに学ぶことのできる学習書的1冊

もうひとつ、学習書という意味でかなり効果的と考えられるのが『婚活迷宮の女たち』(倉田真由美/ダイヤモンド社)。目をそむけたくなるような婚活界のリアルとルールをまず読者に突き付け、現実を見るように諭す(例えば…25歳を過ぎたら女の価値はダダ下がり、など)。さらに、“結婚タイプ診断”により読者を分類し、どのような行動パターンに陥りがちか分析(ちなみに筆者は「男ウケより自分ゴト女子」当たっている…)。わかりやすいロールプレイによりどう行動したらよいのか? 何がいけないのか? を具体的に示してくれる。アラフォーの私でもこの本があれば結婚できる気がしてくる。それぐらい強烈に学びのある本なのだ

●それでもだめなら自分の足場を固めよ

あらゆる婚活をやりきって、手を尽くしたけれど結婚に至らない、または自身が結婚に向かないことに気付いてしまったら…ここは潔く結婚を人生の選択肢に入れることをやめましょう自分の収入を確保し、夢中になれることを見つけるのですいつまでも結婚するかもしれない、とフラフラしていては、仕事も男もいない痛いアラフォーに突入してしまいます。ここは見切りも大切。そんな時読みたいのは『『「結婚」を手放したらかえってラクになりました』(カタノトモコ/KADOKAWA メディアファクトリー)。

結婚前提で同棲していた恋人と別れた著者が一念発起上京し、夢中になれることを見つけ元気を取り戻すまでが描かれている。そもそも、「結婚前提」と思っていたのは自分だけで、特別そんな約束をしたわけではなかったということにのちのち気づくわけなのですがアラサーの女性が陥りがちな「結婚がしたい」だけの状態から(別に今の恋人でなくてもいい)、仕事、生き様、全部見直して本当にしたいことは何かを東京で見つけていくたくましさに勇気が湧いてくる同業の憧れの人に認知されるように仕事を頑張りたい!とやる気になったり、色んな人と交流するようになったり。片や、同棲していた元カレと再会して近況報告をして別れるところなど、ちょっと切ないこともあるけれど、前に進むってそういうことだなあとしみじみ

●さいごに

アラサーのみなさんには、婚活市場でもまだ可能性がある! そのことをきちんと自覚し、可能性があるうちに悔いなき活動をしてほしいと願うばかり大切な30代の輝いている時期を、無為に過ごすと引き続き無為なアラフォー時代がやってきてしまう結婚するにせよしないにせよ、「あのときああしていたらよかった」と後悔しないよう、今できることをやりきって欲しいちなみにアラフォーですが、筆者も身の丈の婚活を始めようかな…とこれらの本を読んでじっと手を見ています本当は『「結婚」を手放したらかえってラクになりました』が正解なのかもしれないんですけどね…。

参考 ダ・ヴィンチニュース 2015.07.25

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